きょうは、安土城考古博物館の屋外展示のご紹介をします。3つの歴史的建造物が当館の敷地内に移設・保存されていて、自由に内部を見ていただけます(ただし、休館日を除く。)。
旧宮地家住宅
もとは長浜市国友町にあった家屋で、湖北地方の典型的な民家です。宝暦4年(1754年)に建てられ、茅葺きの屋根で当初の建材がよく残っています。昭和43年(1968年)に国の重要文化財に指定されました。
旧柳原学校校舎
明治9年(1876年)、現在の高島市に建てられた小学校の校舎で、当地の学校としては最も早く洋風を取り入れた建築です。1階が教室、2階が事務所で、3階には太鼓がありました。現存する学校建築としては県内最古で、昭和34年(1959年)に県の文化財に指定されました。
旧安土巡査駐在所
明治18年(1885年)に旧安土町に建てられた交番で、木造2階建ての洋風建築です。昭和40年(1965年)まで現役で使用され、その後、明治初期の警察建築の珍しい例として、現在の当館の敷地に移築されました。平成20年(2008年)に県の文化財に指定されました。
あさってから始まる秋季特別展をご覧いただいたついでに、これら屋外展示にも足を運んでいただくと、新しい発見があるかも知れませんよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿