日本百名城の一つ、観音寺城跡を整備して地域の宝を磨き上げようという志を持った地元の有志「豊かな杜づくり隊」の呼びかけで、250名もの方々が集って、観音寺城跡にモミジを植樹する活動がきょう行われました。
少し肌寒い天候のもと、趣旨に賛同して駆けつけた一般の方のほか、滋賀銀行や地元企業の皆さん総勢250名が安土の地に結集されました。
一般からの参加を得て活動を実施されるのは、昨年に引き続いて2回目ですが、昨年を上回る人数と熱気が見られました。
これまでに、大石垣の見える化(大石垣の周囲の木を伐って、新幹線から見えるようにする取組み)や登山道の整備、桜の植樹などを地道に続けておられますが、今回は登山道沿いにモミジを植えるイベントです。
5年もすれば紅葉の名所になるとよいですね。
大石垣の上にひるがえる「観音寺城」と大書されたノボリ
2016年11月3日木曜日
2016年11月1日火曜日
愛之助さんの「歴史捜査」
あさって11月3日(木・祝)にBS日テレ(BS11)で「片岡愛之助の解明!歴史捜査」が再放送されることになりました。21:00~22:00.
本能寺の変後の、秀吉のいわゆる「中国大返し」の謎に迫る内容で、当館蔵の秀吉書状写が紹介され、当館学芸員が解説しています。
是非ご覧ください。
なお、当館第2常設展示室では、安土城跡から出土した金箔瓦の実物を展示しています。
往時の華やかさがしのばれる瓦に、悠久の歴史を感じられる逸品です。
開催中の秋季特別展「飛鳥から近江へ−天智天皇の意図を探る−」や、第2常設展示室での特別陳列「お市と浅井長政」、修復文化財の特別公開(国宝級の中尊寺経などを展示)と併せてお楽しみください。
本能寺の変後の、秀吉のいわゆる「中国大返し」の謎に迫る内容で、当館蔵の秀吉書状写が紹介され、当館学芸員が解説しています。
是非ご覧ください。
なお、当館第2常設展示室では、安土城跡から出土した金箔瓦の実物を展示しています。
往時の華やかさがしのばれる瓦に、悠久の歴史を感じられる逸品です。
開催中の秋季特別展「飛鳥から近江へ−天智天皇の意図を探る−」や、第2常設展示室での特別陳列「お市と浅井長政」、修復文化財の特別公開(国宝級の中尊寺経などを展示)と併せてお楽しみください。
2016年10月30日日曜日
記念講演会 盛況でした!
10月30日(日)、秋季特別展の記念講演会「天智天皇と近江遷都−中大兄皇子の実像に迫る−」を開催しましたところ、150名を超える方々がご参加いただき、大変盛り上がりました。
講師を務めていただいた大橋信弥氏は、当館の学芸課長・副館長として長く在勤されたベテラン研究者で、近江の古代史に特に造詣の深い方ですので、近江・大津に都が遷された背景などについての深い学識と分かりやすい語り口で参加者を魅了しておられました。
聴講された皆さんは、ほぼ毎回ご参加いただいている常連の方からテーマに興味を持って初めて参加された方まで、県内外から幅広く来館いただきました。
さて、今後も当博物館では、盛り沢山に催しを用意して皆様をお待ちしています。
11月3日(木・祝)には午前10時から「お市茶会」と題して、遠州流のお点前を楽しんでいただく催しを開きます。静かな館内で文化財に親しみながら、抹茶とお茶菓子を味わっていただけます。(予約不要、当日先着100名様。参加費は300円)
また、11月5日(土)には、秋季特別展関連講座「飛鳥と近江−天智朝前後の飛鳥−」を開催します。近江への遷都以前に王宮が営まれていた飛鳥の状況について、「飛鳥」の真っ只中の明日香村教育委員会で発掘・調査を手掛けておられる相原嘉之氏から最新の調査研究成果を紹介していただきます。(13:30~15:00.予約不要、先着140名様。参加費は200円)
奮ってご参加ください!
講師を務めていただいた大橋信弥氏は、当館の学芸課長・副館長として長く在勤されたベテラン研究者で、近江の古代史に特に造詣の深い方ですので、近江・大津に都が遷された背景などについての深い学識と分かりやすい語り口で参加者を魅了しておられました。
聴講された皆さんは、ほぼ毎回ご参加いただいている常連の方からテーマに興味を持って初めて参加された方まで、県内外から幅広く来館いただきました。
さて、今後も当博物館では、盛り沢山に催しを用意して皆様をお待ちしています。
11月3日(木・祝)には午前10時から「お市茶会」と題して、遠州流のお点前を楽しんでいただく催しを開きます。静かな館内で文化財に親しみながら、抹茶とお茶菓子を味わっていただけます。(予約不要、当日先着100名様。参加費は300円)
また、11月5日(土)には、秋季特別展関連講座「飛鳥と近江−天智朝前後の飛鳥−」を開催します。近江への遷都以前に王宮が営まれていた飛鳥の状況について、「飛鳥」の真っ只中の明日香村教育委員会で発掘・調査を手掛けておられる相原嘉之氏から最新の調査研究成果を紹介していただきます。(13:30~15:00.予約不要、先着140名様。参加費は200円)
奮ってご参加ください!
2016年10月29日土曜日
当館では初公開
開催中の秋季特別展では、雪野寺跡から出土した塑像や瓦を多数展示しています。
雪野寺は、雪野山古墳が出た雪野山の麓に7世紀後半の白鳳時代に建立された古代寺院で、現在では塔の基壇や建物跡のみが残されていますが、ここから出た塑像(土の像)や軒丸瓦など多数の遺物が、京大総合博物館や奈良国立博物館に収められています。
したがって、地元ではなかなか見られないのですが、特に今回、奈良国立博物館からお借りして展示している白鳳期の塑像は当館では初めて展示する貴重なものです。
この雪野寺や雪野山古墳がある雪野山周辺を治めた地方勢力は、非常に力があったと思われますが、なぜ強い勢力を持てたのか。あなたも、近江の古代史の謎に思いを巡らせてみてはいかがですか?
雪野寺は、雪野山古墳が出た雪野山の麓に7世紀後半の白鳳時代に建立された古代寺院で、現在では塔の基壇や建物跡のみが残されていますが、ここから出た塑像(土の像)や軒丸瓦など多数の遺物が、京大総合博物館や奈良国立博物館に収められています。
したがって、地元ではなかなか見られないのですが、特に今回、奈良国立博物館からお借りして展示している白鳳期の塑像は当館では初めて展示する貴重なものです。
この雪野寺や雪野山古墳がある雪野山周辺を治めた地方勢力は、非常に力があったと思われますが、なぜ強い勢力を持てたのか。あなたも、近江の古代史の謎に思いを巡らせてみてはいかがですか?
2016年10月28日金曜日
多彩な展示が満載です!
秋季特別展「飛鳥から近江へ−天智天皇の意図を探る−」を好評開催中の当博物館では、このほかにも、魅力的な展示をご用意しています。
まずは、あす10月29日(土)から始まる特別陳列「お市と浅井長政」です。
戦国随一の美人と言われるお市の方と最初の夫・浅井長政との物語を、館蔵資料を中心とする展示資料からご紹介します。中でも注目は、お市の肖像画(当館蔵)です。匂い立つような絵姿は、当館の収蔵資料の中でも高い人気を誇っています。そのほか、貴重な古文書などを展示して、お市と長政の出会いと結末をご紹介します。
また、同じくあす10月29日(土)から、修復により美しく蘇った文化財を特別公開します。地元・安土の浄厳院(安土問答の舞台として有名)から当館に寄託いただいている「六角高頼書状」と「大智度論巻第三十四−中尊寺経−」の2点が、専門家の手で修復され、往時の美しい姿に戻りました。
特に、「中尊寺経」は奥州藤原氏初代の清衡が発願した一切経から散逸した一巻で、一切経は国宝に指定されているので、「国宝級」の逸品と言っても過言ではないと思います。
紺紙に金と銀で交互に経文が書かれた、とても美しいお経で、一見の価値があります。
両方の展示とも、第2常設展示室の一角で行い、「お市と浅井長政」は11月27日(日)まで、修復文化財の特別公開は12月27日(火)まで行います。
秋季特別展と合わせて、是非ご覧ください。(観覧料金は、特別展の料金に含まれています。)
まずは、あす10月29日(土)から始まる特別陳列「お市と浅井長政」です。
戦国随一の美人と言われるお市の方と最初の夫・浅井長政との物語を、館蔵資料を中心とする展示資料からご紹介します。中でも注目は、お市の肖像画(当館蔵)です。匂い立つような絵姿は、当館の収蔵資料の中でも高い人気を誇っています。そのほか、貴重な古文書などを展示して、お市と長政の出会いと結末をご紹介します。
また、同じくあす10月29日(土)から、修復により美しく蘇った文化財を特別公開します。地元・安土の浄厳院(安土問答の舞台として有名)から当館に寄託いただいている「六角高頼書状」と「大智度論巻第三十四−中尊寺経−」の2点が、専門家の手で修復され、往時の美しい姿に戻りました。
特に、「中尊寺経」は奥州藤原氏初代の清衡が発願した一切経から散逸した一巻で、一切経は国宝に指定されているので、「国宝級」の逸品と言っても過言ではないと思います。
紺紙に金と銀で交互に経文が書かれた、とても美しいお経で、一見の価値があります。
両方の展示とも、第2常設展示室の一角で行い、「お市と浅井長政」は11月27日(日)まで、修復文化財の特別公開は12月27日(火)まで行います。
秋季特別展と合わせて、是非ご覧ください。(観覧料金は、特別展の料金に含まれています。)
2016年10月27日木曜日
お市茶会
昼前から晴れ上がって、抜けるような青空に恵まれた安土です。
当館恒例の秋のお茶会を11月3日(木・祝)に開催します。
安土茶道クラブ遠州流の皆さんのご協力を得て、お茶のお点前を楽しんでいただく催しです。ことしは、同時開催中の「お市と浅井長政」展にちなんで、「お市茶会」と名付けて開催します。
当館エントランスホールにて、10:00から15:00まで開きます。事前予約は不要で、当日先着100名様に提供します。
参加費は300円です(お茶菓子付き)。
なお、特別陳列「お市と浅井長政」は、お客様から人気の高いお市の肖像画(当館藏)をはじめ、お市の方と長政に関する文書、画像を第2常設展示室の一角にまとめて紹介するもので、10月29日(土)~11月27日(日)の間、展示します。
秋季特別展「飛鳥から近江へ」とともに、是非ご覧ください。
当館恒例の秋のお茶会を11月3日(木・祝)に開催します。
安土茶道クラブ遠州流の皆さんのご協力を得て、お茶のお点前を楽しんでいただく催しです。ことしは、同時開催中の「お市と浅井長政」展にちなんで、「お市茶会」と名付けて開催します。
当館エントランスホールにて、10:00から15:00まで開きます。事前予約は不要で、当日先着100名様に提供します。
参加費は300円です(お茶菓子付き)。
なお、特別陳列「お市と浅井長政」は、お客様から人気の高いお市の肖像画(当館藏)をはじめ、お市の方と長政に関する文書、画像を第2常設展示室の一角にまとめて紹介するもので、10月29日(土)~11月27日(日)の間、展示します。
秋季特別展「飛鳥から近江へ」とともに、是非ご覧ください。
2016年10月25日火曜日
中大兄皇子の実像に迫る
好評開催中の秋季特別展「飛鳥から近江へ−天智天皇の意図を探る−」の記念講演会として、来る10月30日(日)に「天智天皇と近江遷都−中大兄皇子の実像に迫る−」を開催します。
講師は、元の当館学芸課長の大橋信弥氏で、13:30開会、参加費は500円です。事前予約は不要ですが、定員は先着140名様となります。
大橋氏は、古代近江に勢力を誇った息長氏や渡来人研究の権威で、県内から出土した木簡の研究をはじめ、近江を中心とした政治史の解明などで知られる有名な研究者です。
天智天皇(中大兄皇子)が当時の政治状況の中で、近江に都を遷すことで何を狙ったのか? じっくりと解き明かしていただきます。
秋季特別展の観覧と併せて、記念講演会もお楽しみください。
講師は、元の当館学芸課長の大橋信弥氏で、13:30開会、参加費は500円です。事前予約は不要ですが、定員は先着140名様となります。
大橋氏は、古代近江に勢力を誇った息長氏や渡来人研究の権威で、県内から出土した木簡の研究をはじめ、近江を中心とした政治史の解明などで知られる有名な研究者です。
天智天皇(中大兄皇子)が当時の政治状況の中で、近江に都を遷すことで何を狙ったのか? じっくりと解き明かしていただきます。
秋季特別展の観覧と併せて、記念講演会もお楽しみください。
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