開催中の秋季特別展では、雪野寺跡から出土した塑像や瓦を多数展示しています。
雪野寺は、雪野山古墳が出た雪野山の麓に7世紀後半の白鳳時代に建立された古代寺院で、現在では塔の基壇や建物跡のみが残されていますが、ここから出た塑像(土の像)や軒丸瓦など多数の遺物が、京大総合博物館や奈良国立博物館に収められています。
したがって、地元ではなかなか見られないのですが、特に今回、奈良国立博物館からお借りして展示している白鳳期の塑像は当館では初めて展示する貴重なものです。
この雪野寺や雪野山古墳がある雪野山周辺を治めた地方勢力は、非常に力があったと思われますが、なぜ強い勢力を持てたのか。あなたも、近江の古代史の謎に思いを巡らせてみてはいかがですか?
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