いま、当博物館は、メンテナンスのために休館させていただいていますが、これが明けると、2月27日(土)からいよいよ第53回企画展「表現された神と仏」が始まります。
当館のホームページでもご紹介していますが、現在休館中の琵琶湖文化館が収蔵する優れた宗教美術の中から、選りすぐりの優品をお借りして展示するものです。
なかでも、日本で独自に発展した神仏習合思想(本地垂迹説)に基づく仏教美術、神道美術が滋賀県で多く生み出され、残されてきたことから、県内の寺社に伝わる宗教美術の重厚なラインアップでもって習合文化の精華をご紹介することとしています。
展示品は、大津市・地主神社の重要文化財「男神坐像・女神坐像・僧形坐像」をはじめ、34件48点です。(詳しくは当館のホームページをご参照ください)
その中には、滋賀県の「マザーレイク応援基金」によって修復・再生された文化財も含まれています。この「マザーレイク応援基金」は、全国から滋賀県に寄付いただいたお金を積み立てて、滋賀の文化や環境を守る事業に役立てているものです。この基金で修復・再生した作品のうち、琵琶湖文化館所蔵の「仙人図」、「選択集十六章之図」を今回お披露目する予定にしています。
全国から寄せられた善意で蘇った文化財を是非ご覧ください。
いまの寒波が去れば、いよいよ本格的な春の到来が予想されています。
自然豊かな安土で萌えいずる春の息吹を感じながら、企画展「表現された神と仏」をご堪能ください。
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