2016年2月28日日曜日

あの遺跡は今!

 今日(2月28日)は、当博物館内の整理室で、「あの遺跡は今!Part22」が開催され、多くのお客様で賑わってています。
 このイベントは、『きて・みて・さわって考古学』というサブタイトルが示すとおり、県内の遺跡から発掘されたホンモノの出土品に、手で触れて、大きさを測ったり、拓本を取ったりの体験ができるのがウリです。午前中から、子ども連れのご家族や若いカップルなどがたくさん来ていただいています。
 右の写真は、出土した木製品が腐ったり、乾燥しすぎたりしないように処理をするプールの前で係員が説明しているところです。少し薬品の臭いがします。
 左の写真は、「真弧(まこ)」といって土器の寸法を測る道具を使って、計測する体験をしてもらっているところです。
 「真弧」には櫛の歯のような細い棒が付いていて、これが土器の形状に応じて上下することで、実際の複雑な形に合わせて正確に大きさを測ることが出来ます。
 このほか、土器の文様を写し取る拓本の体験や、出土品の写真撮影の説明もあります。
 日頃、ほとんど皆さんの目に触れる機会のない出土遺物の整理・調査作業ですので、是非この機会に体験してみては如何でしょうか?

 もちろん、第53回企画展「表現された神と仏」もお見逃し無く!

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