2016年10月23日日曜日

秋の愉しみ

 芸術の秋、読書の秋、食欲の秋など、秋の愉しみは数あれど、文化財に親しむ季節としても最適ですね。
 夏のように心乱されることもなく、冬のように心塞ぐこともない秋は、静かに歴史のロマンや造形の美に向き合うのに適した季節なのでしょう。
 そこで、昨日は、長命寺の本堂内陣特別拝観に行ってきました。
 今年が西国三十三所草創千三百年とのことで、各札所で記念行事が行われていますが、西国第三十一番札所の長命寺では本堂内陣の特別拝観が10月末まで行われています。
 ご本尊を間近かで拝んだり、長命寺参詣曼荼羅(右の写真は、その絵ハガキを写しました。)をとくと眺めたり、秋の日の午後をゆったりと過ごしました。

 さて、当館では、きのうから秋季特別展「飛鳥から近江へ−天智天皇の意図を探る−」を開催しています。
 昨日は、博物館講座も行い、早速たくさんの方にご観覧いただきました。
 7世紀後半の近江とその周辺地域の社会の在り様を、数多くの遺物・考古資料を駆使して、当時の国際情勢も絡ませながら解説しています。
 
 12月4日(日)までの会期中には、記念講演会や関連講座のほか、「お市茶会」(11/3)などのサイドイベントも多数ご用意していますので、是非一度、当館にお立ち寄りください。 

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