2016年10月10日月曜日

常設展が面白い!

 10月22日(土)に秋季特別展「飛鳥から近江へ−天智天皇の意図を探る−」が開幕するまでの間は、当博物館では常設展のみとなっていますが、常設展示も見所一杯です。
 その極く一部をご紹介します。

 まず、右の写真は、高島市の鴨稲荷山古墳から出土した「金銅製冠」(復元品)です。第1常設展示室で展示しています。西近江に勢力を張った豪族の墓に副葬されていた遺物ですが、古代にこんなに金ピカの冠があったなんて、不思議と言えば不思議ですよね。

 次はちょっと地味ですが、第2常設展示室にある、横江遺跡(守山市)の復元模型(ジオラマ)です。
 中世の村の様子を、細かいところまで生き生きと表しています。昔の人の生活の姿を、ありありと想像させてくれますね。

 最後は、望楼下のロビーに展示している、苗村神社(竜王町)の西本殿(国宝)のミニチュアです。
 「流造」という様式の社殿の代表的なものと言われていて、平成18年に文化庁が模型を作成されました。
 写真の写りが悪くてよく分からないと思いますが、木材の種類から構造、作り方まで本物そっくりに作られ、屋根の檜皮葺の1枚1枚まで細かに再現されています。
 作成費は1千万円以上と言われています。是非、実物を博物館でご覧ください。

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