あらたまの年のよき月吉事あれ (西嶋 あさ子)
俳句季語一覧ナビより
2022年の漢字は「戦」でした。
サッカーワールドカップ・日本代表の予「戦」通過、コロナとの3年の「戦」、何よりもロシアのウクライナ侵攻、「戦」はまだ続いています。
次の年こそ、良い年となりますように、いにしえの人々が無病息災を祈って、土器の底に「福」「吉」と墨書きした土器を展示しています。
招福と無病息災のラッキーアイテム、ご覧いただければ幸いです。
展示は1月22日まで。なお、12月27日から1月4日までは休館です。
あらたまの年のよき月吉事あれ (西嶋 あさ子)
俳句季語一覧ナビより
2022年の漢字は「戦」でした。
サッカーワールドカップ・日本代表の予「戦」通過、コロナとの3年の「戦」、何よりもロシアのウクライナ侵攻、「戦」はまだ続いています。
次の年こそ、良い年となりますように、いにしえの人々が無病息災を祈って、土器の底に「福」「吉」と墨書きした土器を展示しています。
招福と無病息災のラッキーアイテム、ご覧いただければ幸いです。
展示は1月22日まで。なお、12月27日から1月4日までは休館です。
抜路地に日溜りありて石蕗(つわ)の花 (伊東 肇)
俳句文学館のHPより
立冬も過ぎましたが、今年はおだやかな暖かい日が続いています。
園地にある旧宮地家住宅の脇にある、ツワブキが黄色い花を咲かせています。
暖かな日を浴びて、蝶は近寄るカメラを気にすることもなく、蜜を求めています。
秋の特別展の紹介動画は、ご覧いただけましたでしょうか。
滋賀県立安土城考古博物館 秋季特別展「里帰り!日本最大の銅鐸―太古の響きを安土の地で―」紹介動画 part2 - YouTube
会期は11月20日までです。動画で満足せず、ぜひ当館へお運びください。
ご来館をお待ちしています。
彼一語我一語秋深みかも (高浜 虚子)
ハンディ版入門歳時記
秋も深まってまいりました。
公務の間を縫って、滋賀県知事が特別展を鑑賞されました。
学芸課長の説明を、一語一語メモしながら、考古の世界にひと時ひたっておられました
朝日新聞に展覧会の記事を掲載いただいたので、ご紹介します。
日本最大の銅鐸9年ぶりに里帰り:朝日新聞デジタル (2022.10.23)
皆様のご来館をお待ちしております。
猪の出ることを静かに話をり (岡田 耿陽)
ハンディ版入門歳時記より
猪(しし、いのしし)は秋の季語だそうです。
鼻を使って器用に地面を掘り、秋の田畑を荒らし、落ち葉の下にいるミミズを探すようです。
園内の芝生にも、イノシシの被害が出始めました。
「ひどい時には、館の際まで芝生を荒らすんですよ」と、勤務の長い職員が語ってくれました。
用田政晴教授(神戸学院大学)の連続講座Ⅱ「水の考古学」の受付が始まりました。
長く琵琶湖博物館で考古学の研究をされてきた先生の講座、お聞き逃しなく。
銅鐸に脱穀の図や秋深し (斎藤ふき子)
俳句文学館のHPより
秋の展覧会 「里帰り!日本最大の銅鐸―太古の響きを安土の地で―」 が始まりました。
開幕に先立ち、当館学芸課長から地元のボランティアガイドの皆さんにレクチャーです。
日本最大の銅鐸134.7センチと、日本最小の銅鐸3.4センチを同時に展示しています。
展示した大岩山銅鐸の一つには、裾に二羽の水鳥が描かれています。・・・
私の後ろにある銅鐸(模型)は、自由に鳴らして響きをお楽しみいただけます。
来週は、奈良国立博物館館長 井上洋一氏による講座
①「大岩山銅鐸と弥生時代の祭祀」が開催されます。お申し込みはお早めに
足もとはもうまつくらや秋の暮 (草間 時彦)
ハンディ版入門歳時記より
秋の暮はつるべ落としと言いますが、夕方6時を過ぎると足もとは暗くなります。
夕焼けがきれいな中、博物館には明々と電気がついています。
秋の特別展の準備が佳境に入りました。
令和4年度秋季特別展 開館30周年記念「里帰り!日本最大の銅鐸―太古の響きを安土の地で―」 |
10月8日から開幕です。乞うご期待!
一日の旅をたのしむ秋袷(あきあわせ) 高橋淡路女
夏井いつきの365日季語手帖 2022年版より
シルバーウイーク前半は台風が通過して、良い天気が続きませんでしたが、ようやく秋らしい天気になりました。
昨日は、地元の「歩こう会」の皆さまが、こぞってご来館いただきました。
富山、飛鳥、静岡、名古屋、徳島・・・遠路から、お車でのご来館ありがとうございます。
日帰りの旅に、秋の装いに袖を通し、ふらりと博物館はいかがでしょう。
アクセスマップ | 滋賀県立安土城考古博物館
(azuchi-museum.or.jp)
噴水の止まりて園の静寂かな (森本恭生)
清月俳句歳時記(野田ゆたか)より
3月に池の浚渫が終わったあと、6月には新しい仲間として錦鯉も加わりました。
エサにも慣れて、人の姿を見ると顔をのぞかせるそうです。
このほど職員が仕事の合間に作った手製の噴水が完成しました。
酸素の補給と水質の改善に、少しでも役立つことを期待しています。
噴水の稼働は、不定期です。
水音が聞こえたら、芝生広場にある池をご覧ください。
第66回企画展「発掘された近江Ⅱ―遺跡アラカルト―」 開催中、ご来館をお待ちしております。
盆過(ぼんすぎ)や雨を見て居るはなれ家 (月鴻)
2022年版 夏井いつきの365日季語手帖 より
今年のお盆は不安定な天気が続きました。
県内でも河川が氾濫するなど、被害が出ております。心からお見舞い申し上げます。
大阪府立近つ飛鳥博物館との交換ミニ展示「出かける博物館」も始まりました。
週末は晴れ間も見えるとの予報です。
22日月曜日も開館しております。残りわずかな夏休みは、ぜひ当館でお過ごしください。
(安土城天主信長の館は、工事休館中です。ご注意ください)
赤き青き舌ひらめかせ氷水 (高橋 睦郎)
ハンディ版 入門歳時記より
イチゴ・メロン・レモン、自分の好みのシロップをいっぱいかけて、赤・青に染まった舌を見せ合う子どもたちの笑顔が見えてきます。
当館レストランでも、かき氷がメニューに加わりました。
夏の企画展ご観覧の後に、ご休憩はいかがでしょうか
いちごミルク380円より
当館の常設展示は、バーチャルミュージアムからもご覧いただけます。
レストランへは、こちらからミュージアムショップ~喫茶・レストランへとお進みください
古歌よりも尚そのかみの網代かな (尾崎 迷堂)
ハンディ版 入門歳時記より
網代は網の代用という意味で、川・湖などに竹・小柴・木などを網のように組み合わせて水中に立て連ねて魚を誘い入れ、その終わりのところに籠を置き、その中に集まった魚を捕獲する。『延喜式』にも氷魚を捕える装置として出ている。万葉集以来、和歌の世界でも好まれて詠まれている。(同歳時記より引用)
今回の企画展では、漁具としてではなく、古墳時代中期の家屋の壁に使われたと推定される網代が、ほぼ原形を保った形で出土(日野町番場遺跡)したものを展示しています。
1600~1500年前の出土品を、ぜひ博物館でご観覧ください。
讀賣新聞滋賀版2022年7月28日版より転載しました
玉人(たますり)の座右にひらくつばき哉 (与謝蕪村)
清水哲男の「増殖する俳句歳時記」2016年3月9日より
恒例の夏休みイベント、体験博物館「勾玉(まがたま)を作ろう」を開催しました。
応募いただいた親子連れの皆様に、展示室の勾玉を見ていただいた後、勾玉の職人「たますり」の気持ちになり、ろう石で勾玉を作っていただきました。
玉人(たますり)は、古代の朝廷に仕えた玉作部(たますりべ)に由来します。縄文時代から作られていた勾玉(まがたま)の素材であるメノウや水晶を細工する職人が玉人です。(上記より引用)
このキットは、博物館ミュージアムショップでも販売中です。
ご来館の上、お買い求めください。
楽しい夏の思い出の一つになれば幸いです。
睡蓮や鯉の分けゆく花二つ (松本たかし)
ハンディ版 入門歳時記より
昨年夏の豪雨で土砂が流入した蓮池は、3月に修復しましたが、水面をおおっていたスイレンの大半が土砂とともに撤去されました。
一部の根は残っているとのことでしたが、その言葉のとおり、ぽつぽつとスイレンの葉が広がり花も付いてきました。
一面の花とまではいきませんが、今もいくつかの花が開いています。
先日放流した錦鯉が、花を分けゆくのは、いつでしょうか。楽しみです。
来週から、夏の企画展「発掘された近江Ⅱ―遺跡アラカルト―」 が始まります。
ご来館をお待ちしています。
葉のカーテン涼しき光透しけり (とっこ)
https://ameblo.jp/mt-tokko/entry-12549678485.html
緑のカーテンとして、ゴーヤをエントランス正面で育てています。
世話係が丹精した甲斐あって、今年も蔓が伸び葉を拡げ黄色い花が咲きました。
5センチくらいの実も何個か付いています。
夏休み向けのイベント参加者を募集しています。7月15日締め切りです。
子ども考古学教室「ミニチュア埴輪(はにわ)を作ろう」【8/1】
暑い夏が続いていますが、夏を博物館で過ごすのはいかかがでしょうか。
伸びることのみに徹する夏の草 (福田 甲子雄)
ハンディ版入門歳時記より
夏至も過ぎました。
シロツメクサがぐんぐん成長し、広場一面に広がっています。
その中で、白い麦わら帽子をかぶった女の子が、一心に花を摘んでいました。
夏草と同じく、子どもさんも日々成長していくことでしょう。
ご来館をお待ちしています。
次の企画展は、第66回企画展「発掘された近江Ⅱ―遺跡アラカルト―」 | 滋賀県立安土城考古博物館
(azuchi-museum.or.jp)です。ご来館をお待ちしています。
どうする家康
嗚呼英傑が夢の跡 歴史は遠く三百年
金亀城頭我立ちて 尚武の風に嘯けば (治部 藤吉)
これは今から約100年前の明治末、ある旧制中学校の応援歌として彦根城(別名金亀城)を詠んだ詩です。
家康の配下・井伊直政が石田三成の領地であった彦根の地を拝領し、1604年から建造した彦根城は、その役割を終えたのちも戦災や開発で損なわれることなく、今もその姿を残しています。
当館望楼下には、国宝彦根城を世界遺産に推す運動の一環として、レゴ作品が展示されていますが、どのように世界遺産に推したらよいでしょう。どうする家康。
家康、信長、秀吉の信長隊安土衆が参陣されました。
7月にも来ていただけます。毎月第2日曜、時間不定
ウクライナの防空壕から届いた俳句 | 京都×俳句プロジェクト (haiku819.jp)
※英語は原文。日本語は上記サイトスタッフによる直訳です。
The drought in wartime
Nothing left but withered plants
On the windowsills
戦時中の物資不足
窓辺の枯れた植木が残るのみ
麦の収穫時期が近づいてきました。
博物館周辺の周辺も、黄金色に色づいています。
ヨーロッパのパンかごと言われるウクライナでは、ロシアの侵攻以来厳しい状態が続いています。
早く平和が取り戻せますように
遠足や地球の丸く見ゆる丘 (太田 慶子)
http://www.haisi.com/saijiki/ensoku2.htm
近くの保育園から、遠足にお越しいただきました。
お父さんお母さんと一緒に、楽しくゲームに興じていらっしゃいました。
刈り込みが済んだばかりの芝生広場は、芝の緑とクローバーの白い花がきれいです。
ご利用をお待ちしております。
団体でご利用の場合は、事前申し込みをお願いします。
各種申請書類ダウンロード | 滋賀県立安土城考古博物館 (azuchi-museum.or.jp)
ゆく末をなんじやもんじやの花に問う (須賀 智子)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kimono-ins/s13-09.html
佐佐木源氏発祥の地・沙沙貴神社の銘木「なんじゃもんじゃ」が、今花盛りです。
宇多源氏・佐佐木源氏は、鎌倉時代初めに活躍した佐々木定綱以来、 織田信長によって追われるまでの約四百年間、守護として近江國を支配し続けた一族です。(神社HPより)
四家に分かれた一つ京極氏の行く末は、丸亀藩六万石として江戸時代まで約千年続きます。
当博物館では、応仁の戦乱から逃れた将軍を庇護するなど、総領家の六角氏が京や近江で輝いていた時代の書状や肖像画を、6月5日まで展示しています。
【受け付け中】「戦国時代の近江・京都-六角氏だってすごかった‼-」招待券プレゼント 京都新聞プレゼント|お知らせ|京都新聞 (kyoto-np.co.jp)
沙沙貴神社・なんじゃもんじゃご参拝の後は、当館にもお立ち寄りください。
スケッチの手元くすぐる若葉風 (増谷喜)
https://fudemaka57.exblog.jp/28174333/
大型連休が始まります。
博物館で一日過ごすプランはいかがでしょう。
安土山散策~信長の館で天主を見る~博物館のレストランで休憩の後は、春の特別展を見るもよし、芝生広場で憩うもよし
親子でスケッチもどうでしょうか(もちろん、お一人でも結構です)
絵具・クレヨンなどはご持参下さい。画板・画用紙は当館でご用意します。
5月1日より5日まで、詳しくは
第29回「近江風土記の丘」を描こう!親子写生大会 | 滋賀県立安土城考古博物館
(azuchi-museum.or.jp)
あらはれし干潟に人のはや遊ぶ (清崎 敏郎)
ハンディ版入門歳時記より
新学期が始まり、学校行事が始まりました。
当館では、児童生徒の皆様の校外学習を受け入れておりますが、学習にお使いいただける学校には、本年度から、貝塚遺跡から出土した貝がらを提供することとしました。
狩猟に出かけた大人を待つ縄文時代の子どもたちは、琵琶湖の浅瀬で遊びながら貝拾いをしていたかもしれません。
そんな思いで博物館での校外学習を進めていただき、ご家庭でも貝がらのお話をしていただければ、望外の喜びです。
中庭を囲む回廊には、大津市粟津湖底遺跡から貝塚をはぎ取った断面を立体展示しています。
ご来館をお待ちしております。連休期中は、毎日開館しています。
強風に吹かれて麦と吾(われ)青し (山口 誓子)
ハンディ版 入門歳時記より
30周年を迎えるに当たり、関係の皆様のご承諾いただき、麦畑にのぼり旗、街灯にバナーを取付させていただきました。
のぼり旗も強風に耐えて、山の新緑、麦畑の緑の中、特別展のPRをしています。
4月23日から、次の展覧会が始まります。
令和4年度春季特別展 開館30周年記念「戦国時代の近江・京都―六角氏だってすごかった!!―」 | 滋賀県立安土城考古博物館
(azuchi-museum.or.jp)
近くにお越しの節は、麦とのぼりを目印にご来館ください。
アスファルトの隙間に咲きし菫かな (須賀 敏子)
http://www.haisi.com/saijiki/sumire1.htm
玄関の植木鉢は定期的に季節の花に変わります。
昨年の鉢からこぼれた種からでしょうか、通路のすき間にパンジーが一輪。
生命力を感じます。
あと一週間となりました、第65回企画展 滋賀県立琵琶湖文化館地域連携企画展「伝教大師最澄と天台宗のあゆみ」 | 滋賀県立安土城考古博物館
(azuchi-museum.or.jp)
ご来館を菫(すみれ、パンジー)共々お待ちしております。
なかなか見つけにくいところにあります。