2011年7月3日日曜日

さわるミュージアム

 日本博物館協会では、「誰にもやさしい博物館」を提案、推進しています。博物館のバリアフリーというと、まず思いつくのが「施設(設備)面でのバリアフリー」ですが、もう一つ(より)重要なのが「情報(意識面)のバリアフリー」です。
 本日、当館に「ユニバーサルミュージアム研究会」の皆さん(視覚障害者の方が数人)をお迎えしました。いくつかの展示品の現物や複製品(模鋳品)をさわっていただいたり、言葉による作品鑑賞のサポートをさせていただきました。
 「本物」を見分ける際の視覚情報と触覚情報の違いや、さわって知る物のおもしろさなど、新しい発見がいくつかありました。
 展示品をさわることによる損傷・劣化のリスク(危険性)を考えると、すべての展示品をさわっていただけるようにすることは困難ですが、博物館が多様な方たちを受け入れるために、何ができるかを検討したいと思います。
 

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