2015年11月27日金曜日

博物館の知られざる魅力

この秋一番の冷え込みとなった、けさの安土です。
葉をすっかり落とした木が、枝ぶりをむき出しにしてシャープな姿を見せつけています。

寒いですが、空は素晴らしく晴れ上がっています。
秋季特別展「倭五王 海を渡る」の会期も、残すところ3日となりました。
是非、博物館にお越しください。

さて、今回は、安土城考古博物館のあまり知られていない魅力について取り上げてみます。
お隣りの「信長の館」との連絡通路の近くに、昔の道標や常夜灯、街道に敷かれていた車石など、石の文化財が移設展示されています。
中でも道標は、現在の大津市追分町にあった物で、東海道と伏見街道との分岐点を示していたものです。1780年代には既にあったと言われる有名なもので、拓本を採りたいという方がたびたび訪ねてこられます。
ひっそりと歴史を見つめてきた証人たちが、いまも佇んでいます。

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