きょう、当博物館で、同志社大学大学院生の山口誠司君が安土城の瓦の研究に関する報告をされました。
これは、当博物館が今年度から始めた「博物館デビュー」事業の一環で、若い研究者や学生さんに自分の研究成果を発表する場を提供して、歴史学や考古学の研究者への道を応援しようという趣旨の取組みです。
きょうは、当館セミナールームに100名を超えるお客様が詰めかけておられる中での発表になり、山口君はかなり焦ったとのことですが、なかなか堂に入った話しぶりでした。
「瓦」というユニークな切り口から安土城の謎を解き明かそうという山口君の地道な取組みを、聴衆の皆さんも好意的に受け止めていただいたようでした。
当博物館では、このほか、地域住民の方々が自分たちの地域の文化財を守り、見直す活動を行っておられるのを応援するため、活動の様子や趣旨をエントランスホールで紹介する取組みも 進めています。これまでに、観音寺城跡の保存・活用に頑張っておられる地元・安土の「豊かな杜づくり隊」の活動と、「おんば城」跡の保存整備活動をご紹介してきました。
地域に根ざした博物館として、地域の皆さんと協働しながら地域に恩返しをするつもりで続けていきますので、当館にドシドシ情報をお寄せください。
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