<特別陳列Ⅱ 城郭出土の笏谷石>
2025年6月17日(火)から7月19日(土)まで、当館の望楼下において「特別陳列Ⅱ 城郭出土の笏谷石(しゃくだにいし)」と題し、県内の城郭から出土した笏谷製品を展示しています
そもそも「笏谷石(しゃくだにいし)」とは何ぞや?ということですが、福井市足羽山麓で採掘される凝灰岩で、古くから石造物などの素材として用いられていました
戦国時代の近江の遺跡からは、小谷城跡や安土城跡では多数出土しています
安土城の天主台入口の石段に笏谷石の切石がタイルのように敷かれていますが、この切石は柴田勝家が進上した切石と考えられます。切石は、天主周辺のほか、摠見寺跡でも出土しています
