2025年10月24日金曜日

 <秋季特別展記念対談が開催されました>


10月18日(土)、現在開催中(10/11~11/16)の令和7年度秋季特別展「天下人の城 安土城」の開催を記念して特別対談を開催しましたところ、多くの方にご参加いただきました

講師は、三重大学教育学部特任教授の藤田達夫先生と、熊本大学永青文庫研究センター長の稲葉継陽先生が、安土城築城に至った信長の思いや時代背景、安土城の在りし日の姿、安土城の果たした役割などについて、これまでの研究成果をもとに、熱く語っていただきました



今後の予定として、関連講座を2回開催します

① 11月1日(土)13:30~15:00 「安土城の復元を考える 2025」

  講師:木戸雅寿氏(滋賀県文化財保護課 参事員)

② 11月9日(日)13:30~15:00 「瓦研究から見た安土城」

  講師:佐藤祐樹(当館学芸員)

いずれも参加費は500円で、先着順となります(定員:120名)

奮ってご参加ください


インスタグラム:安土城考古博物館 https://www.instagram.com/azuchihaku/

リンク:安土城考古博物館 https://azuchi-museum.or.jp

2025年10月23日木曜日

 <アプリ「安土城」を体験してきました>

滋賀県が作成され、10/11から公開されているアプリ「安土城」を安土城跡で体験してきました

このアプリは、「幻の安土城」復元プロジェクトの一環で、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などのデジタル技術を活用したもので、発掘調査の成果や復元された安土城などの多様な情報が盛りだくさんです

事前学習の意味で、まず当館の展示やシアターをご覧いただいてから、現地へ向かわれるのが良いと感じました(当館から徒歩で約15分、車で約5分)



「大手道から天主台を望む」
【↓】VR画像                   【↓】現状

      

「伝本丸御殿を望む」
【↓】VR画像               【↓】現状


「天主台を望む」
【↓】VR画像                【↓】現状


























アプリのご利用にあたっては、足元が悪い個所もあるので、周りの状況をしっかりと確認のうえ、ご利用願います

アプリを使用しながらだと、入山から下山まで90分ぐらいの時間をみておいたほうがよいかと思います

現地はあまり電波の状態がよろしくないので、アプリは事前にダウンロードされる事をお勧めします


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2025年10月15日水曜日

 <大関ケ原祭2025に出展しました>


10月11日(土)~12日(日)の二日間にわたり、岐阜県の関ケ原町で「大関ケ原祭2025」が開催されました(岐阜県・関ケ原町主催)

当館も、滋賀県さんと海津市さんが並ぶ真ん中でブースを構え、リニューアルしたシアタールームや、10月11日から公開される、デジタル技術を活用した「復元・体感アプリ『安土城』」のパンフレットを来場者の方々へ配り、PRしてきました!

大関ケ原祭は、2008年から続くイベントで、今年は、関ケ原町主催の「関ケ原合戦祭り2025」も同時開催されました

全国から参戦した甲冑武者約110人が集結し、壮大な関ケ原合戦を描く圧巻のパフォーマンス「関ケ原合戦絵巻」など、戦国ファンのみならず、誰もが夢中になれるコンテンツが盛りだくさんでした





【当館入館者のみが押せるスタンプに、多くの方が並んでいただきました】

10時からスタートのイベントにもかかわらず、9時くらいには多くの方がお越しいただいており、戦国ファンの方々の熱気を体感しました!

当日、午前中に当館へご来館いただき、午後からこのイベントに参加した、というお客様もいらっしゃいました


当イベントでは、トークショーなど多くのコンテンツがありましたが、個人的には、古式日本刀鍛錬の実演に見入ってしまいました(鍛冶仕事って面白いなぁ)


多くの方に当館ブースへお越しいただき、ありがとうございました


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2025年10月9日木曜日

 <展示会の舞台裏 - 秋季特別展 安土城築城450年記念「天下人の城 安土城」ただ今準備中!>

安土城450年のプレイベントとして、「天下人の城 安土城」と題した令和7年 秋季特別展10/11(土)~11/16(日)まで開催します

現在、展示物の搬入とその展示に、スタッフが一生懸命、丁寧に、細心の注意を払いながら、準備しています



展示に当たり、一番大変なのは、いかに魅力的な展示物を用意できるかに尽きます
今回も、担当者は、全国の博物館等が所有する資料を研究し、企画の構成に合致した展示物をリストアップし、その一つ一つを所有館・所有者等と折衝し、借用してきました(お疲れ様でした)

今回の目玉の一つである「金銅亀甲文透釣燈籠(こんどうきっこうもんすかしつりとうろう) 体阿弥(たいあみ)作」は、京都市の豊国神社様からお借りすることができました

この燈籠は、豊臣秀吉を死後に神として祀った豊国神社の慶長17年(1612)の祭礼に、奉行を務めた片桐且元(かたぎりかつもと)が親子で奉懸した釣燈籠です
銅製で鍍金(ときん)が施された巨大で豪華なものです
亀甲文が透かし彫りされた火袋の六角形の柱に、奉納者銘が鏨(たがね)で彫り込まれています

ぜひ、実物を間近でご覧ください! 乞うご期待!

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2025年10月7日火曜日

 <いよいよ開催!令和7年秋季特別展 安土城築城450年記念「天下人の城 安土城」>


尾張国(愛知県)の戦国大名であった織田信長が、ここ安土で壮大な城の建設に着手したのは、天正4年 (1576)のことでした

来年は、450年が経過した記念の年に当たります

そのプレイベントとして、「天下人の城 安土城」と題した令和7年秋季特別展を10/11(土)~11/16(日)まで開催します

 見上げるような高い石垣、軒先が金色に煌めく瓦、山頂に聳える高層天主を備える安土城は、その後の城 の手本となりましたが、10年と経たないうちに焼失してしまったため、その姿は謎に包まれています

 天下人となった信長が建てた安土城はどのような城だったのでしょう

展覧会では、残されたわずかな資 料や、築城に関わった人々の残した作品・資料などから、在りし日の安土城の姿を考えます



会 期 令和7年10月11日(土)~11月16日(日)

◆開館時間 9時~17時(入館は16時30分まで) 

◆休館日 月曜日 ※ただし月曜日が祝日の場合は翌日 ※会期中展示替えあり 

◆入館料 大人970円(750円)、大学生700円(520円)、小中高生420円(310円)、 県内高齢者(65歳以上)510円(390円) ※( )は20人以上の団体料金です。 


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2025年9月22日月曜日

 <暑い中、お疲れ様です>


当館の敷地には、芝生が広がる多目的広場や大きく枝が茂るケヤキなど、緑いっぱいの憩いの空間が広がっています

今年度も、この広い敷地の草刈をはじめとする管理をシルバー人材センターさんにお願いしています

今夏は特別に猛暑だったので、草の伸びも早かったのですが、暑い中、皆さんのおかげできれいな広場が保たれています。ありがとうございます



ようやく秋風が吹いてきましたが、くれぐれも熱中症にはお気を付けください


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2025年9月10日水曜日

“サムライの城”織田信長&徳川家康 二人が築いた城の秘密に迫る-NHKスペシャルで放送>

来る9月14日と21日の2週連続(午後9:00~9:49)で、NHKスペシャル  戦国サムライの城 「第1集 信長 驚異の“城郭革命”」、「第2集 家康 “巨大城郭”に秘めた夢」が放送されます[NHK総合]

第1回目(9/14)は、織田信長の城づくりに焦点を当てた内容とのことです

番組では、近年急速に進む発掘調査や画期的な科学分析の現場を取材され、さらに、最新のバーチャルプロダクションを駆使して、当時の城造りの様子を臨場感あふれるドラマで再現されるとのこと

城を通して、新たな時代を切り開こうとしたサムライたちの奮闘を2回シリーズで描くということです

【安土城跡の復元された大手道】

【天主台礎石】

ぜひご覧ください


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2025年9月2日火曜日

<特別陳列Ⅲ 信楽焼と民藝 -柳 宗悦に見出された信楽の美- 開催中> 


当館の望楼下において、当館と滋賀県立陶芸の森との連携企画、「令和7年度 特別陳列Ⅲ 信楽焼と民藝 -柳 宗悦に見出された信楽の美-」を開催しています

“民藝”とは、 1925(大正14)年に柳 宗悦(やなぎ むねよし)が、河井寛次郎や濱田庄司らと創案した「民衆的工藝」を略した造語です。近代化の進展とともに失われつつある手仕事に美を見出そうとした民藝運動は、当時の権威主義的な官展とは異なる新たな美意識を創り出しました

柳は、調査や蒐集のため朝鮮や日本各地を旅しましたが、滋賀県でも信楽・八田(ともに甲賀市)・下田(湖南市)などの陶産地のほか、ここ近江八幡を訪れています。近江八幡の古道具屋で柳が買い求めた信楽茶壷は、日本民芸館の名品のひとつに数えられています

本陳列では、『手仕事の日本』に綴られた言葉を道標に、柳 宗悦が見出した信楽焼の魅力を陶芸の森コレクションなどから紹介します



【望楼下から見上げると】

9月28日(日)まで展示しています


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2025年8月30日土曜日

 <夏休みの自由研究に最適! 画展「紫香楽と楽 ~宮の造営と焼き物の歴史~」開催中>


夏休みもあとちょっと・・・

夏休みの自由研究ができていない君!

当館の企画展示室で、9月23日(火・祝)まで開催している、企画展 「紫香楽と信楽 ~宮の造営と焼き物の歴史~」を見て、宿題を完成させよう!

展示物は撮影OKですので、自宅でプリントアウトしてください

紫香楽と信楽。「宮」と「焼き物」の歴史に輝く2つのシガラキの名は、なぜこの地に誕生したのか?

発掘された考古資料や縄文時代から安土桃山時代の焼き物を数多く展示し、シガラキの「土」を通じてその謎に迫ります


【会場のそこここに「まめのぶくん」が解説してくれています。参考にしてね】


【送風孔孔き炉壁】

【縄文土器もあるよ】


私もご多分に漏れず?、夏休みのラスト3日で宿題をやっつけてしまうタイプでした・・・


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2025年8月22日金曜日

<学童保育の皆さんが勾玉づくりと見学に来てくれました> 


夏休みの機会に、学童保育(児童クラブ)の皆さん、総勢50名の方々が勾玉づくりと展示の見学にご来館いただきました

玄関で受付中の子どもたちは皆元気で、先に展示を見学する班と、屋外の多目的広場で勾玉を作る班に分かれて、当館の学芸員の話も興味深く聞いてくれていました

【学芸員が展示について説明します】

【勾玉づくりは、削り粉が出るので、屋外の多目的広場(屋根付き施設)で行いました】

見学後は、芝生広場でお弁当を楽しそうに食べていました


今回は、勾玉づくり(1セット500円)と見学をセットでお申込みいただきました

小・中・高校生は入館料は無料です【引率の大人の方の入場料(企画展開催中料金:660円)】

学芸員が説明・指導をいたします

事前にご連絡いただけますと、日程調整をさせていただきますので、お気軽にご連絡ください(TEL:0748-46-2424 学芸課)


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2025年8月20日水曜日

 <7名の学生さん、博物館実習、頑張ってください>


8/19(火)~8/24(日)までの6日間の日程で、令和7年度の博物館実習がスタートしました。

今年度は、5大学から7名の学生さんが受講されています

文化財保護行政や博物館の現状などを当館の学芸員が講義し、展示物や保存してある考古資料などを実際に間近で見て、文書・美術資料の取扱いや展示の企画、展示資料の貸出しの交渉などを体験していただく予定です




できるなら、この中から一人でも将来、学芸員になって、当館で一緒に働ければ言うことないんですけどねぇ

大いに期待しています!


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2025年8月19日火曜日

<瓢箪山(ひょうたんやま)古墳へ登ってきました>


当館がある「近江風土記の丘」の史跡の一つに「瓢箪山古墳(ひょうたんやまこふん)」があります(当館から徒歩約14分)

4世紀中頃の築造で、全長約136m、滋賀県内で最大規模をもつ前方後円墳です

後円部径約77m・高さ約13m、前方部幅約62m・高さ約7mもあります

後円部で竪穴式石室3基、前方部で箱式石棺2基見つかり、後円部中央の石室(長さ6.6m・幅1.3m・高さ1.1m、割竹形木棺)からは、人骨のほか銅鏡や鍬形石、石釧、車輪石、武器・武具、農工具など多くの副葬品が出土しました

その種類の多彩で豊富なことから、被葬者は相当な権力者であったと推測されます

1957(昭和32)年、国指定史跡に指定されています

【登り口】

かなり趣のある看板ですな

【石室の一部】


*今の時期は蚊が多いので、虫よけスプレーやかゆみ止め薬をご用意ください
*「登る」と言っても、5分もかからず頂上です


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2025年8月15日金曜日

 <第70回企画展 関連シンポジウムがありました>


去る8月9日(土)、現在開催中(~9/23)の第70回企画展「紫香楽と信楽 - 宮の造営と焼き物の歴史 -」の関連で、「なぜ紫香楽で大仏を造り始め、頓挫したのか -聖武天皇と紫香楽宮 -」と題したシンポジウムを開催したところ、会場いっぱいになるほど多くの方にお越しいただきました(立ち見が出るかも⁉ とうれしい心配をしました)

奈良文化財研究所で平城京をはじめ、聖武天皇と都城の関係を研究され、全国各地の遺跡の整備や活用についてご指導もなされている神野 恵(じんの めぐみ)さん、宮町遺跡や甲賀寺)跡推定地である内裏野廃寺の発掘調査にも携わった滋賀県文化スポーツ部の細川修平(ほそかわ しゅうへい)さん、宮町遺跡や東山遺跡など紫香楽宮関連遺跡の発掘調査と整備・活用に長年従事され、企画展に協賛していただいている甲賀市教育委員会の小谷徳彦(こたに のりひこ)さんをお招きし、企画展を担当した当館の大道(おおみち)学芸員を加え、「なぜ紫香楽で大仏を造り始め頓挫したのか」について、最新の研究・発掘調査の成果を発表していただきました





今後も興味深い講座など企画していますので、当館のホームページやインスタをチェックしてください


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2025年8月8日金曜日

 <まめのぶくんをさがせ!館内ミニクイズラリー!開催中!>


当館では、夏休み特別企画として、「まめのぶくんをさがせ!館内ミニクイズラリー!」を8月31日まで開催しています

館内のそこかしこに隠れているまめのぶくんを見つけて、クイズに答えて記念グッズを手に入れよう!(※先着100名様・なくなり次第終了
*あまりに好評で、すぐに100名に達してしまいました
 急きょ、記念グッズを100名分追加しましたので、お早めにお越しください(今度は、本当になくなり次第終了かも)

小学生以下の子どもさんが対象で、所要時間は30分から1時間程度です
家族みんなで協力しても、見て見ぬふりをしておきます
ぜひ当館へお越しになって、記念グッズをゲットしてください



アテンダントさんに一声かけて、参加してください



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2025年8月5日火曜日

 <弥生犬もお出迎え 企画展「紫香楽と信楽 ~宮の造営と焼き物の歴史~」開催中>


9月23日(火・祝)まで、当館企画展示室で、

企画展 「紫香楽と信楽 ~宮の造営と焼き物の歴史~」を開催しています

紫香楽と信楽。「宮」と「焼き物」の歴史に輝く2つのシガラキの名は、なぜこの地に誕生したのか?

発掘された考古資料や縄文時代から安土桃山時代の焼き物を数多く展示し、シガラキの「土」を通じてその謎に迫ります


弥生犬も出迎えてくれています


「弥生犬」とは何ぞや?
当館へお越しになって、実物をご覧ください


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2025年8月1日金曜日

 <酷暑の中、避暑にご来館ください>


殺人的な暑さが続いていますが、皆さん体調は大丈夫でしょうか!?

家の中でエアコンに当たってばかりだと、余計に疲れませんか?

そんな時は、ちょっと車に乗って、当館へお越しください

涼しい館内でシアターで映像を体感し、展示物を見て戦国の歴史に思いを馳せてください

そして、疲れたら館内の喫茶ムエール」でかき氷やフラッペを食べて一息ついてください

 







*アテンダントさんのおススメはフラッペだそうです

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