2012年12月21日金曜日

クラフト体験とうつけ茶屋 12月22日(土)~24日(月・祝)

明日12月22日(土)から24日(月・祝)まで、体験イベントを実施します。午前10:00から午後にかけてはクラフト体験(手作りリース、まゆクラフト)、12:00からは石臼で抹茶をつくり、茶を点(た)て、お菓子とともに味わう「うつけ茶屋」というメニューです。材料には限りがありますが、当日の当館でのお申し込み順で参加いただくことになります。ご心配の方は事務局にお問い合わせ下さい。(事務局:0748-46-2424)

2012年12月20日木曜日

クリスマス映画会

毎年実施していますクリスマス親子映画会を今月22日(土)13:30から実施します。受付開始は13:00からで、先に申し込まれた方を優先し、先着受付順で140名までお入りいただけます。入場は無料です。今年の映画は「北極のムーシカ ミーシカ」です。(申込先電話:0748-46-2424、FAX:0748-46-6140)
また、博物館探検クイズも準備していますので、楽しんで下さい。

2012年12月15日土曜日

体験博物館 「忍者になってみよう!」

滋賀は甲賀忍者のふるさとです。忍者の衣装を着たり道具に触れてもらうことで、忍者を知ってもらうよい機会となりますので、ふるって応募下さい。実施日は来年1月20日(日)と2月11日の両日、午後1時30分から3時頃までです。募集人数は両日とも小学生20名、参加費は300円です。(連絡先:0748-46-2424)

2012年12月8日土曜日

博物館のアテンダントさん

博物館の一員として日々頑張ってくれているアテンダントさん、館内の案内やチケットの販売、グッズショップなどを担当してくれています。展示を担当する学芸員と来場者との橋渡しをする役でもあります。おそろいのユニフォームで、皆様の来場をお待ちしております。






2012年12月6日木曜日

近江の地酒全瓶集合!

2012年に県内で生産された地酒の瓶を展示しています。37の蔵元から693銘柄の酒瓶を提供いただきました。これほど多数の銘柄が展示されるのは、滋賀県では初めてのことと思いますし、全国的に見ても珍しいのではないかと思います。今回の展示は滋賀県酒造組合さんのご協力がなければ実現できなかったと思います。
滋賀はまん中に琵琶湖があり、発酵の文化が生活の隅々まで継承されてきている地の一つと言えます。その象徴的なものは「フナズシ」だと言えるのかもしれません。地酒についても、これほど多くの銘柄が現在も息づいていることは驚きであり、近世以降の町や街道の文化の構成要素として発展し、大都市近郊の農業地域という特性を活かし、残ってきたのでしょう。
展示期間:平成25年3月17日(日)まで


2012年12月5日水曜日

安土駅前イルミネーション

12月に入って、ますます寒さが加速しています。体が寒さについて行っていないという実感があるこの頃です。少し明るいニュースをということで、JR安土駅前に信長像と一体化したイルミネーションが設置されました。今年のものは例年とはちょっと違うようです。来年1月14日まで、点灯時間は17:00~23:00。



2012年12月4日火曜日

上御殿遺跡 発掘調査速報展

高島市三尾里地先にある上御殿(かみごてん)遺跡は、河川改修に伴い平成20年から発掘調査が継続しています。これまでに古墳時代前期の竪穴住居、古墳時代後期の溝、奈良~平安時代の掘立柱建物、奈良~平安時代の川跡などを確認しています。特に、川跡の調査では人形代(ひとかたしろ)や斎串(いぐし)などの祭祀遺物が出土しています。
期間:平成24年12月1日~平成25年1月18日 於:第一常設展示室

2012年12月2日日曜日

安土ほんまもんツアー 弐の風

バスで西の湖周辺のミュージアムを回遊する、郷土料理「よびしのごっつおぅ」付きの日帰りツアーです。参加者14名と少なめでしたが、参加したみなさんはそれなりにご満足いただけたようです。初めての試みでしたので、今後実施時期や広報の仕方などを検討していく必要があります。参加をいただいたみなさん、ありがとうございます。事務局として頑張っていただいた安土町観光協会、安土町商工会のみなさん、ご苦労様でした。

2012年12月1日土曜日

クリスマスツリー

毎年12月になると、クリスマスツリーが来場者の皆さんを歓迎します。館内を案内してくれるアテンダントさんが、心を込めて準備してくれました。大きなツリーではないですが、見るとホッとしますね。


2012年11月27日火曜日

ねんりんウォーク

10月末から11月末にかけて、大阪方面の高齢者を募集された「ねんりんウォーク」ツアーで,大勢の方に来館いただきました。能登川水車から風土記の丘(安土城考古博物館)までのコースで、到着後昼食をとられ、その後土産店に立ち寄るなどして、帰途につかれます。入館いただきました方、そして旅行代理店の方、ありがとうございました。来年もまた来ていただきますよう、お待ち申し上げます。

2012年11月23日金曜日

第45回企画展スタート

今年の冬の企画展「暮らしが生んだ絶景 琵琶湖 水辺の文化的景観」がスタートしました。近江八幡の水郷や海津・西浜・知内の水辺景観、針江霜降の水辺景観の3つの重要文化的景観を扱っています。重要文化的景観として、全国では34カ所、近畿では5カ所そのうち県内ではこの3カ所が文化財保護法に基づき選定されています。景観の裏側にある暮らしと歴史から立体的にイメージを広げていただけるといいでしょう。今回は写真家寿福滋さんにお世話になっており、多数の風景写真で構成しています。景観を扱った初の試みでもあり、できるだけ多くの皆様に見ていただいて、感想や意見をいただければ幸いです。なお、1月27日までの約2ヶ月間の会期中、企画展講座を6回、オプショナルクルーズを3回実施いたしますので、これへの参加も是非ご検討下さい。

2012年11月22日木曜日

関西文化の日とふれあいサンデー

11月17日(土)と18日(日)の2日間、関西文化の日には678人の方に入館料フリーで観覧いただきました。提出いただいたアンケートでは博物館へ来て初めてそんな日があるということを知ったという方が非常に多かったです。毎年実施していますが、どうもPR不足かなと思います。滋賀県の場合は、県内在住の方を対象に毎月第三日曜日をふれあいサンデーとして、県立の博物館等は入館料を無料としていますので、日曜日に関しては重なったようです。

2012年11月21日水曜日

摠見寺の弘法さん

毎月21日の朝早く、摠見寺の弘法さんに地元の方がお参りをしておられます。お参りの後、あったかいお茶をいただきます。今回は餅つきがありましたが、残念ながらお相伴には与れませんでした。県道2号の安土城址信号を越えて、登り道の途中から左の山側の砂利道に入ると小さな駐車スペースがあり、車を置いて階段を上がっていくとお堂が見えてきます。安土山大手道脇の摠見寺ではありませんので、お間違いなく。


2012年11月20日火曜日

近江風土記の丘周辺も紅葉がきれいですよ! 写真の募集

日当たりのよいところは、もう落葉していますが、紅葉の本番、真っ最中です。教林坊や石馬寺はなかなか風情があっていいですよ。
さて、平成24年4月1日(日)~平成25年1月30日の期間において、近江風土記の丘一帯で撮った四季の写真を募集しています。応募期間は、2月1日~28日で当日消印有効です。本人が撮影し、一人5点以内で、大きさは四つ切で応募下さい。力作をお待ちしています。



2012年11月18日日曜日

レンタサイクルの割引券

JR安土駅前のレンタサイクル店で利用できる割引券を当館ホームページに11月23日から掲載します。「利用・交通案内」のボタンをクリックして、画面を下へスクロールすると割引券の「ここをクリック」というボタンがありますので、クリックして出てきた画面をプリントアウトして、各店にお持ちいただければ割引してもらえます。各店には、博物館チラシを置いていますので、チラシをご持参いただき、入館いただければプレゼントを差し上げます。

2012年11月16日金曜日

テーマ展「お琴の考古学」

滋賀県は考古遺物としてのお琴の出土例が豊富なことで知られています。現代のお琴のルーツは奈良時代に中国・朝鮮半島から伝来したものと言われていますが、発掘された中には縄文時代の板づくりのものがありますし、箱状のもの、棒状のもの、いずれも現代のお琴とは少々違っています。古代のお琴はどんな音がしたのか、イメージをふくらませるには、是非来館いただき、ご覧いただければ幸いです。会期は11月17日から12月27日までです。

2012年11月11日日曜日

秋季特別展の終了と第30回きぬがさまつり

今日は紅葉のお出かけによいタイミングだったのですが、雨で予定を変更された方も多かったと推察します。当館の秋季特別展「信長×信玄 -戦国のうねりの中で-」が本日で終了となりました。お忙しい中、また遠方から観覧に来ていただき誠にありがとうございました。当館のテーマであります安土・戦国を堪能いただけた方も多かったのではないでしょうか。熱心な方々には少し物足りないとという声もありそうですが、次回への課題ということにさせていただきます。次回は11月23日から始まります第45回企画展「暮らしが生んだ絶景 -琵琶湖 水辺の文化的景観- 」です。
また、今日はお隣の安土文芸の郷で社会福祉法人きぬがさ福祉会ときぬがさ作業所の主催の「きぬがさまつり」が第30回目を迎え、盛大に開催されていました。生憎の雨でしたが、大勢の方が集っておられました。30年の絆、人と人の深いつながりが感じられるあったかいおまつりと感じました。きぬがさまつり第30回、おめでとうございます!!!

2012年11月8日木曜日

テーマ展「八幡山城を掘る」

八幡山城は近江八幡市内の八幡山(別名鶴翼山)にあった山城で、豊臣秀次が城主として、尾張清洲に移るまでの数年間いたお城です。当時は西に津田内湖、東に大中の湖(西の湖)があり、まさに水城という風景だったと思われます。皿、水差し、瓦、瓶など発掘成果を12月7日まで展示していますので、安土城との比較を見ていただいたり、現地と併せ訪問いただくなど秋の紅葉とともに楽しんでいただけるのではないでしょうか。

2012年11月6日火曜日

近江発掘最前線 蛭子田遺跡

名神の蒲生スマートIC整備工事に伴って、平成20~23年度に発掘調査が行われました。古墳時代の川跡や竪穴住居、掘立柱建物、円墳などが見つかっており、今回の展示では全国的に見ても珍しい、最古級の木製壺鐙(あぶみ)など、古墳時代後半の出土資料をご覧いただけます。来年1月18日までの展示期間ですが、近江の紅葉の名所、永源寺や湖東三山、八幡堀周辺などと併せお出かけ下さい。

2012年11月3日土曜日

戦国にタイムスリップ

近江八幡市は、あらかじめ指定された地点(ビューポイント)にタブレット端末を持って安土山にかざすと、安土城のバーチャル画像が現れる「VR安土城プロジェクト」の一部が出来上がったことから先月30日、文芸セミナリヨと安土城郭資料館で一般対象の試験公開を行った。(中略)見られる機種はiPadとiPhoneに限られる。試験公開には2カ所合せて市民ら57人が集まり、市が準備したタブレットの操作や画像の説明を聞き取りながら、画面に映し出される戦国時代の安土城の姿や歴史上の施設、風景をズームアップや回転させたりして変化する画像を興味深そうに見入っていた。来春までに12カ所のビューポイントが完成する予定で、現在のところ、映像が見られるのは「安土山大手門広場」「セミナリヨ跡」など6カ所。画像は、端末機と連動して360度のパノラマが見られる機能を備えており、戦国時代にタイムスリップしたような映像や安土城の姿が楽しめる。参加者からは「なかなかうまく出来ている。おもしろい」と好評だった。(滋賀報知新聞11月3日付けより)

2012年11月2日金曜日

安土ほんまもんツアー「安土・西の湖 四季彩・食彩」

 
西の湖周辺の博物館・資料館など五館が連携して取り組む展覧会を観覧しながら、西の湖に暮らす安土衆が丹精込めて調理した「よびしのごっつおう(お招きのご馳走)」を楽しみます。西の湖の魅力が満載です。奮って参加下さい。ツアーには 当館学芸員が同行します。
定員:40名 参加費:5,000円/人 申込先:安土町観光協会 0748-46-7049
12月2日(日)9:00JR近江八幡駅西口集合 9:30出発 → <下記行程> →16:30JR安土駅解散
<近江八幡市立資料館>→<かわらミュージアム>→<曳山とイ草の館>→<昼食:スローな郷土料理>→<安土城考古博物館>→<安土城郭資料館>

2012年10月26日金曜日

秋季特別展に関連する催し

秋の特別展「織田信長と武田信玄~戦国のうねりの中で~」の会期も、はや3週間が過ぎ、来月11日までとなっています。この後の会期中の催しですが、10月28日(日)13:30から「織田信長と武田信玄」と題して、日本大学の柴辻俊六さんにお話いただきます。武田氏研究の第一人者、大河ドラマ「風林火山」の時代考証も務められ、信長と信玄の関わりについては、興味あるお話をたっぷり聴けそうです。また、11月4日(日)13:30からは、この秋季特別展の担当学芸員である高木主任が、「信長・信玄 徹底比較」と題して、その人生や立ち位置・合戦・城郭・戦略など、様々な視点から2人の違いを描いてくれます。いずれもおもしろい話が聴けると思いますので、奮ってご参加下さい。

2012年10月23日火曜日

大中の湖南遺跡草刈り作業

安土町観光協会は10月26日(金)10:00から大中の湖南遺跡で草刈りと清掃のボランティア活動「安土がんばります隊」を行う。9:30に同遺跡に集合。草刈り機(持参)で下草刈り作業を12:00まで行う。昼食は古代米おにぎりと豚汁を提供する。午後からは専門家から遺跡についての説明に耳を傾ける。13:30解散。参加申込と問い合せは、安土町観光協会(0748-46-7049)へ。(滋賀報知新聞10月23日付けより)

2012年10月18日木曜日

関西文化の日 11月17日&18日

来月17日(土)と18日(日)は、関西一円の文化施設で関西の文化をもっと知っていただくために、11月の一定期間の入館料を無料(原則として常設展)で利用いただく「関西文化の日」となっています。これには福井・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・鳥取・徳島の2府8県の約480施設が参加しており、滋賀県では当館をはじめ、琵琶湖博物館や近代美術館、大津市歴史博物館など31施設がリストアップされています。参加施設やスケジュールなど詳しい情報はホームページで見て下さい。 検索エンジンサイトで「関西文化.com」と打ち込んで、検索下さい。

2012年10月13日土曜日

安土ほんまもんツアー  壱の風 11月2日

西の湖や安土城址など安土地域の魅力ある歴史・観光資源を巡るツアーを企画しました。第一弾として、壱の風「湖に浮かぶ巨城を訪ねて-安土城と西の湖のふか~い関係を探る」をテーマに、当館学芸員の解説付きで自転車と和船で安土地域を巡ります。現在参加者を募集しています。(観光協会や博物館からグッズプレゼントがありますよ!)
11月2日9:00JR安土駅集合、16:30JR安土駅解散、参加費2,500円(レンタサイクル+観覧料+乗船料)、募集定員40名、弁当・水筒持参、申込は安土町観光協会(℡0748-46-7049)

2012年10月12日金曜日

日本博物館協会近畿支部総会

全国の博物館や美術館・資料館・動物園などが加入している組織として(財)日本博物館協会があります。関西6府県に三重県を加えたエリアで近畿支部を構成しています。今年と来年は滋賀が当番で支部長を引き受けていまして、本日は支部の総会を安土城考古博物館で開催しました。日本博物館協会は80年余り、近畿支部も37年の歴史がありますが、昨今博物館等を取り巻く状況はたいへん厳しく、会員数の減少になかなか歯止めがかからないことが大きな問題です。東日本大震災の復興、東アジアでの外交問題、和歌山や新潟などの災害復旧、その外にも日本社会としては多くの課題があって、今ほど文化の力が試される時はないように思います。文化を担う基盤施設としての博物館は、多様な価値観を育めるよう、また交流を通じて変革の力を養う役割を担っていく必要があります。

2012年10月7日日曜日

秋季特別展始まる

秋季特別展「信長×信玄-戦国のうねりの中で」が10月6日から始まりました。午前9時からの観覧会には関係者・マスコミの方々が来られ、セレモニーは20分程度で終わり、展示室での担当学芸員の説明をたっぷりと楽しんでいただきました。信長と信玄の二人を対比した展覧会は全国的にも珍しいと思いますし、川中島、姉川、長篠の3つの屏風が一堂に見られることも見所の一つです。本日7日午後「長篠合戦-その虚構と現実」と題して國學院大の藤本先生に記念講演いただき、歴史ファン122名が参加されました。11月11日までの会期中、記念講演と博物館講座、古城クルーズを実施しますので、是非ともご参加下さい。

2012年10月4日木曜日

安土城焼失の謎に迫る 映画のロケ

NHKの人気歴史教養番組「タイムスクープハンター」が映画化されることになり、先月30日から10月2日まで、安土城跡、信長の館、彦根城などで撮影が行われた。タイムスクープハンターの映画版は、登場する歴史上の舞台をリアルに描く歴史ドラマ仕立てで、より本物の映像にこだわったドキュメンタリータッチの映画である。主人公の沢嶋雄一役を要潤さん、ヒロイン・細野ヒカリ役を夏帆さんが演じる。監督・脚本は中尾浩之氏。---<中略>---撮影には地元安土商工会や地元有志らが協力、エキストラとしても参加している。公開は来年8月の予定。信長の館での撮影後、本紙のインタビューに応じた中尾監督は、「安土城跡には独特の風景があり、映画としても重要な場所になっている。本物の地形などが残っており、滋賀の歴史遺産が映画に反映できればうれしく思う。」と語った。---<以下略>  (滋賀報知新聞H24年10月4日より)

2012年9月29日土曜日

安土信長まつりに新しい風を!

来年の安土信長まつりは6月9日(日)に開催されます。当博物館でも来年春には戦国、城を取り上げた特別展を企画していこうと検討中です。今年度の祭りの人の出は3万人と過去最高だったと聞いています。ただ、人の出が多いことはよいことばかりではありません。自家用車で直接来られる方が9割以上のため、交通事故の発生や迷惑駐車や駐車トラブルなどが発生した模様です。JRなどの公共交通機関の利用促進、安土山からは一定の距離をおいた駐車スペースの確保とシャトルバスの運行(有料でもよい)、レンタサイクル・バイクの駐輪場の確保などアクセス面での検討課題が多いです。課題はこれだけではありませんが、参加するみなさんが祭を心から楽しめるよう、来年に向け、地元の中心メンバーの方々が喧々諤々の議論をしておられます。頼もしい限りです。よい祭となるよう微力ながら博物館も応援していきます。

2012年9月28日金曜日

東近江地域の観光活性化

昨日、ホテルニューオーミで開催された旅行エージェント商談会に参加しました。出席いただいた旅行会社の担当者の方々に観光関連団体がそれぞれの観光資源のプレゼンテーションをしまして、旅行商品の企画として県内の観光資源を組み込んでいただくことをねらいとしています。当博物館では、「まんなかの会」や「颯々繖」、安土町商工会・観光協会などとコラボで、「安土信長饗応膳」や「近江戦国三昧」、「戦国の膳<繖>」など、いくつかの観光商品開発をサポートしているところです。地域振興や地域観光の活性化につながる商品の開発を大いに期待するところです。

2012年9月27日木曜日

西の湖ヨシ灯り展

「秋の気配が深まった西の湖湖畔の宵に造形の灯りが浮かび上がる「西の湖ヨシ灯り展」が22日、23日の二日間、安土町下豊浦のよしきりの池と安土B&G海洋センターで開かれた。市内の小・中学生を中心に一般、大学生らがヨシで制作した灯りの作品会わせて480点が並べられたよしきりの池では、夕闇の訪れと共に各作品に備え付けられた電球が一斉点灯し、湖畔の宵に幽玄の世界を演出。訪れた人々が西の湖から快い秋風が吹く中、柔らかな灯りに照らし出された一つ一つの作品を見て回るそぞろ歩きを楽しんだ。安土B&G海洋センターでは、ヨシペン画教室、ヨガの夕べ、物産品の販売コーナーが設けられ、人気を集めていた。」(滋賀報知新聞H24年9月27日より)

2012年9月22日土曜日

夏から秋への風景

博物館周辺では、稲穂の刈り取りがそこかしこで見られ、コンバインで稲穂を刈る跡に白鷺やすずめが群がっています。また、ひまわりが一面に植わっている田んぼを見かけます。日中の気温の変化も徐々に秋モードに変わってきています。

2012年9月21日金曜日

安土観光関連団体ネットワーク会議9月

秋風が肌に気持ちよく過ぎていく季節。ベンチや芝生でお昼のお弁当を広げる風景もたまに見られるようになりました。昨日、月1回のネットワーク会議ですが、安土山を中心とした秋の様々なイベントの情報が交換されました。当博物館の行催事はさておき、あげていきますと、西の湖ヨシ灯り展9/22&23、信長の館天主コンサート9/29、安土山の映画ロケ9/30、近江源氏祭10/7、安土文芸の郷歴史講座10/13&11/10、安土がんばります隊清掃草刈り10/26、カフェらんまるat安土山ガイダンス10/28、安土城VR体験ツアー10/30、安土ほんまもんツアー11/2&12/2、繖三観音サイクリング11月17・18・23・24・25日などです。安土地域、いろいろやってます。

2012年9月19日水曜日

「信長侵攻す!その時近江衆は!」

信長と近江衆の戦いの跡を辿り、戦国の膳<繖(きぬがさ)>を味わうツアーを企画しています。安土城考古博物館の特別展と特別講座の鑑賞、昼食(納屋孫)、井元城と百済寺を探訪します。10/14(日)、朝9時JR能登川駅集合、16:30解散、参加費用は5000円、募集定員40名です。参加申込は休暇村近江八幡(0748-32-3138)で受け付けています。

2012年9月17日月曜日

65歳以上が3千万を超えた

4人に1人が65歳以上となりました。これは以前から言われていたことで、数字が実態を裏付けただけのことなんですが。介護予備軍ではなく、自分なりの目標をもって健康で生き続けるシルバー世代が活躍する場が必要です。これまでは、消費者としての側面しか問題なってきていませんが、生活労働者としての側面をクローズアップしていかないとだめなような気がします。博物館運営へのサポートや公民館などへの出前博物館の企画運営など、市や町と協働して様々な活動を企画していくことが大切なのかもしれません。

2012年9月16日日曜日

テーマ展「お茶の文化史」

お茶は中国に渡った僧侶が持ち帰り、宮中や寺社で飲むようになったと言われています。第2常設展示室に設営したこのテーマ展では、室町後期(16世紀)の湖南市・夏見城遺跡や大津市・関津遺跡、彦根市・佐和山城遺跡から出土した中国の青磁や天目茶碗、茶臼、風炉などをを見ることができます。お茶が武士の生活に広まった様子がうまく伝わるといいですね。

2012年9月12日水曜日

秋の特別展「信長×信玄-戦国のうねりの中で」は10月6日から開催

秋の特別展のチラシ・ポスターが出来上がり、関係各所に配布いたしました。もうご覧になった方もあるかもしれません。この展覧会は、古文書、肖像画、屏風絵、甲州金など62件の展示物で構成し、平易で簡潔な説明文でわかりやすく、親しみのある展示とする予定です。期間は10月6日(土)~11月11日(日)までの36日間で、10月7日(日)は國學院大の藤本先生に「長篠の合戦-その虚構と現実-」と題して、また10月28日(日)には日大の柴辻先生に「織田信長と武田信玄」と題して記念講演をしていただきます。これに加え、講座を2回とクルーズを1回計画しております。信長と信玄、この二人の英雄がどのように関わり合い、戦いを繰り広げていくのか、また取り巻く諸勢力との攻防や結末など資料を読み解く楽しさを味わって下さい。皆様のご来館・ご参加をお待ちしております。

2012年9月10日月曜日

テーマ展「琵琶湖の神秘・湖底遺跡」

琵琶湖(内湖であった地域を含む)には100カ所を超える湖底遺跡が知られていますが、これは世界的に見ても希なことと言えます。第一常設展示室で縄文土器など約40点を展示していますが、長浜市湖北町尾上の葛籠尾崎湖底遺跡で、水深60mの湖底から土器が見つかっていることについてどう考えるか、遺物が水中にあったため腐敗が避けられることで、縄文や弥生の時代の暮らしの何がわかるようになったのかなど、興味ある内容となっています。想像力たくましくして、楽しんでいただければと思います。

2012年9月9日日曜日

安土駅からのアクセス レンタサイクル

安土駅にはレンタサイクルやさんが3軒あります。安土レンタサイクル(46-2072)、安土観光レンタサイクル(46-3202)、安土駅前レンタサイクル(46-3266)の3カ所で、駅前すぐ近くです。値段は500円~1500円で、時間単位、半日、全日、団体割引などで値段は違います。博物館まで自転車で10~15分です。博物館の講座や体験に行くと言っていただけると少しは安く借りられると思いますし、チラシをもらって来ていただくとグッズのプレゼントをしています。周辺はサイクリングロードが整備されており、びわ湖よし笛ロードに沿っていくと、八幡堀、長命寺、西の湖、水郷、セミナリヨ跡、安土城址、信長の館、、沙沙貴神社、また少し足をのばせば、老蘇の森、観音寺城址のある繖山、五個荘金堂の町並み,能登川伊庭の水車など楽しめる雰囲気のある場所が続いています。是非とも半日でも数時間でも試していただきたいと存じます。

2012年9月7日金曜日

安土駅・近江八幡駅からのアクセス あかこんバス

JR安土駅からバスの便があるのはご存知ですか?近江八幡市民バス(通称あかこんバス)が一日5便、「近江八幡駅北口」から「文芸の郷」まで、「安土駅南広場」を経由して運行しています。終点の「文芸の郷」で下車いただくと、徒歩7分程度です。運行コース名は「安土南・金田コース」、平日のみの運転で、「近江八幡駅北口」発は8:50、10:50、13:30、15:30、17:30で、一方「文芸の郷」発は7:45、9:45、11:45、14:25、16:25です。所要時間は時間帯によって多少遅れはあるでしょうが45分となっています。料金は区間均一で1回乗車につき200円/人で、1日乗り放題の「1日乗車券」は500円/人となっています。ちなみにJR安土駅から来られる場合は、「安土駅南広場」発は9:21、11:21、14:01、16:01、18:01です。本数は5本と少ないですが、うまく活用下さい。(バス時刻は平成23年4月1日改正)

2012年9月6日木曜日

夏の第44回企画展が終わりました

第44回企画展「湖の船が結ぶ絆-天智天皇、信長の大船、そして うみのこ」が終了し、展示物の撤去・返却の作業とともに、秋の特別展「信長×信玄 戦国のうねりの中で」の準備に鋭意取りかかっているところです。出陳など夏の企画展でお世話になりました皆様に感謝申し上げる次第です。入館者アンケートから見ますと、近畿、中京、関東地域はもとより、遠くは福岡、岩手、山形からお出でいただきました。やはり夏休みですので親子での入館が一番多かったといえます。入館者の6~7割が満足いただけてるかなと思っています。お褒めの言葉も一杯いただいたのですが、その一方で厳しいご意見もありました。「内容が多岐にわたり、扱う時代も現代までと長く、詰め込みすぎで印象が薄い」「天智天皇、信長の名に惹かれてきたが、模型が置いてあるだけでは」などのご指摘がありました。今後に向けた貴重なアドバイスとして活かしたいと考えます。声を寄せていただいた方、入館いただいた皆様方、本当にありがとうございました。秋の特別展、冬の景観展など、是非とも2度、3度と足をお運びいただきますよう、お願いいたします。館員一同、次回の出会いをお待ちしております。

2012年9月5日水曜日

琵琶湖の船と港を巡るスタンプラリー

7月14日から9月2日まで開催した第44回企画展「湖の船が結ぶ絆 天智天皇、信長の大船 そして うみのこ」と連動して応募受付をしてきた「琵琶湖の船と港を巡るスタンプラリー」が9月9日(日)をもって応募を終了します。県内6カ所の博物館と3カ所の港を巡り、スタンプを4個以上集めて応募いただくものです。応募用紙は各博物館、各港に配置しています。9日(日)の消印有効、直接当博物館に持参いただいても結構です。景品はクルーズや入館券で、抽選の後、当選者には9月中頃お届けする予定です。
本日、山形県議会文教公安常任委員会の皆様が来館されました。大内委員長さんがあいさつの中で、午前中大阪で、滋賀へ来て稲穂をみてホッとした言われたことが印象に残っています。山形の歴史博物館は昭和45年開館でリニューアルの時期に来ているようです。
また、秋の特別展で記念講演をお願いしています柴辻先生(日本大学)が資料閲覧で来館され、ごあいさつさせていただきました。

2012年9月3日月曜日

職場体験の中学生

中学生の職場体験の受け入れを今年も実施します。6人の中学生には、博物館の受付体験をしてもらうことになります。アテンダントさんのサポート、具体的にはチケットのもぎりや展示室内の監視、案内チラシの準備などです。半日だけの体験ですが、若い人たちが少しでもいろんな仕事があることに気づいてくれるといいですね。そして、単に興味や楽しさだけでなく、そこには責任と義務が伴うことをちょっとだけでも気づいてくれたらと思います。

2012年9月2日日曜日

節電クールライフキャンペーン期間中の入館状況

7月23日から8月31日までの夏休み期間中、節電クールライフキャンペーンとして、土日およびお盆の期間を除いて、キャンペーンチラシや滋賀プラスワンをお持ちいただくなどすると、入館料を無料にさせていただきました。今年の夏は暑い日が続き、夏休み中40日間の総入館者数は9,306人、入館料を無料とした平日(8/13~15は除く)27日間の入館者数は4,580人でした。この期間の平日一日当たりの入館者は170人となります。過去数年に遡って数字を見ますと、昨年の大河ドラマ「江」のような特殊な状況下の年を除いては、クールライフキャンペーンの効果はあったと考えられます。

2012年8月31日金曜日

安土駅100年

来年は安土駅ができて100年になるそうです。安土観光関連団体ネットワーク会議ではそれに因んだ企画提案が必要ではないかという議論になりました。愛着のある方もおられるでしょう、駅というのは人と人、人とコト、人と物が出会う場所だと思いますが、デジタル的な発想とは全く異なるアナログ世界ですね。一方で電車を乗り降りしている人はひたすらスマホに象徴されるデジタル指向・スタイルですが。本物というか、アナログならではの何かが必要なのかもしれません。

2012年8月30日木曜日

安土信長まつり改革委員会

今年の安土信長まつりには3万人が集ったそうです。フェスタ信長の時代からすると、本当に規模が大きくなったと思います。地元が中心になってまつりを作り上げてこられたご苦労、積み重ねはたいへんなものだったと感じます。今年私も参加してみて、特に大きな問題と感じましたのは、自動車への対応と事務局体制です。現在委員会が議論を重ねていますので、来年に向けてよりよい方向が出るだろうと思います。
なお、お世話になっています大阪城天守閣の松尾館長が本日資料を借りに来館されました。

2012年8月29日水曜日

夏休み中の月曜日の入館状況

通常月曜を休館日としていますが、例年お盆は開館しており、今年はさらに夏休み期間中、すべて休館日なしとしました。入館状況を見ますと、7/23(63人)、7/29(101人)、8/6(96人)、8/13(466人)、8/20(97人)、8/27(115人)の延べ6日間、938人となりました。1日平均156.3人、お盆開館は定着しているので、8/13の466人を除いた5日間の平均は94.4人となります。夏休み中のお盆を除いた火曜から金曜までの4日間、4回分の平均は約180人ですから、月曜の来館者は概ねその半分ということになり、少ないと言わざるを得ません。今後広報の工夫、細やかな情報提供がさらに必要と感じています。

2012年8月28日火曜日

ミュージアムキャラクターアワード2012の結果

皆さんに呼びかけをさせていただいた「ミュージアムキャラクターアワード2012」の投票結果が発表されました。残念ながら当博物館のキャラクター「まめのぶくん」は164票、15位でした。第1位はあずきミュージアムの「あずきさん」2,674票、第2位は茨城県近代美術館の「きんびー」2,524票でした。もう少し早くからエントリーしていることを、皆さんにお知らせ出来ていればと反省しきりです。以前にも書きましたが、「まめのぶくん」はかわいい、親しみやすいとご意見をいただいており、たいへん勇気づけられます。投票で応援いただきました皆さん、本当にありがとうございました。 WEBサイト(http://www.museum.or.jp/museum-chara/)

2012年8月27日月曜日

船をテーマの夏の企画展は9月2日が最終日

今年の夏の第44回企画展「湖の船が結ぶ絆-天智天皇、信長の大船、そして うみのこ」は7月14日スタートしましたが、いよいよ9月2日(日)で最終日を迎えます。古代の丸木船、天智天皇の大船、琵琶湖独自の形態で発達した丸子船、そして信長が造った大船、近代化の過程で多く建造された蒸気船・鉄道連絡船、さらに現代の観光船に学習船「うみのこ」、多種多様な船を取り上げています。最終日9月2日(日)には午後1時半から「信長の琵琶湖戦略と大船」と題した企画展講座を開催します。クールライフで涼みに来ていただくのもいいでしょう。開館時間は9時から午後5時までです。来館をお待ちしています。なお、蒸気船・鉄道連絡船の展示については、長浜市立長浜城歴史博物館を是非お訪ね下さい。

2012年8月26日日曜日

博物館実習と学芸員

4つの大学から12人の学生が参加してくれた「博物館実習」が昨日終了しました。当館の学芸員6人がそれぞれの専門分野のこと、また展示の構想から企画準備、展覧会の広報、図録の作成、具体的な展示作業そのもの、そして撤収作業、そして展覧会毎の評価や子ども向けの体験メニューなど自らの経験に即して、講義してくれました。学生諸君は5日間、真面目に実習に取り組んでくれました。閉校式で「学芸員になる予定の人は?」と聞きましたら1人だけ恥ずかしそうに手を上げてくれ、ゼロでなく安心しましたが、やはり、聞かない方がよかったかと反省もしています。確かに学芸員を取り巻く状況は厳しいと思いますし、就職のことを考えるとたいへん難しいのが現実です。

2012年8月23日木曜日

第2回沖島体験クルーズ

8月22日(水)は第2回沖島体験クルーズ「琵琶湖はおいしい面白い」を開催しました。今回は琵琶湖博物館との協働プログラムで、琵琶湖のプランクトン観察や沖島探訪・沖島の幸昼食・地引体験などの活動体験に親子49名が参加いただきました。地引き網は人気で、子ども達はなかなか離れず、お魚クイズや活発な質問などで賑やかだったようです。網にかかった魚は、ブルーギルやブラックバス、ニゴロブナ、ビワヒガイ、ハス、ウグイです。プランクトン観察のため、ネットで琵琶湖から採取するのを希望する子どもが多く、皆に体験してもらうのがたいへんだったようです。同行された琵琶湖博物館の学芸員の方は、子どもがブラックバスの背のとげが痛いと言ったこと、子どもが飛び込んで泳いでいたこと、子ども達皆が魚の名前をよく知っていることなどが印象的だったようです。

2012年8月21日火曜日

博物館実習生の受け入れ


今年も大学から実習生を受け入れます。4大学12人の学生さんが8月25日までの5日間ですが、当館学芸員がつきっきりで、展示事業の実際や資料保存、考古資料・美術工芸資料の取り扱い、普及啓発・広報などの分野を実地に学ぶこととなります。 博物館や文化財を取り巻く状況は、グローバルにもローカルにもかなり厳しいものがありますが、閉塞状況を変えていくためには、新しい発見や動きに着目し、これまでの蓄積・継続性を大切に、若い世代のセンスや頑張りに期待したいと思います。

2012年8月19日日曜日

滋賀♥絆♥アート支援プロジェクト

滋賀次世代文化芸術センターの副代表津屋さんが当館へ来られました。福島県いわき市で開催される「滋賀キッズミュージアム with いわき 2012」の関係で冑(かぶと)をもっていっていただくためです。8月25日(土)と26日(日)の開催ですが、滋賀県からは80人が現地へ行って、いわき市の職員さんやボランティアさんと一緒になって、藍染めでエコバッグ作りやススキの葉でバッタ作り、勾玉作り、ヨシ笛作り、流しそうめんなど盛りだくさんのメニューで、地元の子ども達を元気づけるイベントを実施する予定だそうです。昨年は「滋賀キッズミュージアム in いわき 2011」だったそうですが、今年は with に変わってきています。来年は「いわきキッズミュージアム with 滋賀」になるよう応援していきたいですね。

夏休みの宿題は「子ども考古学教室」で!


8月25日(土)に小学校4~6年生を対象として「子ども考古学教室」を開催します。時間は10:00から15:00まで、参加費は700円で、定員30名ですが、まだ余裕があります。 学芸員の説明付きで展示を見学し、火起こしと勾玉づくりなど古代の暮らしを楽しみながら体験できます。夏休みの歴史の宿題で困っていたら質問もOK、是非とも申し込んで下さい。
   ℡0748-46-2424 e-mail:gakugei@azuchi-museum.or.jp

2012年8月17日金曜日

平成24年度れい感博物館

平成24年度のれい感博物館(午後5時以降、3時間延長)は、のべ12日、週末を中心に実施しました。のべ400人弱、一日平均約33人という結果でした。昨年はお盆の時、無料で実施したので、簡単に比較はできませんが、今年はやはり少なかったように思います。金曜日はクールライフの方は無料でしたし、土日とお盆に限っては入館料をいただきました。ロンドンオリンピックの影響も大きかったのかなと思っています。御家族で観覧いただいたケースが最も多く、うち子どもは170人弱でした。入館アンケートの感想を見ますと、来ていただいた皆さんには、楽しんでいただけたように思います。少し紹介させていただきますと、小学生からは「ちょっぴりこわかったけど、楽しかった。」、「ライトをつけて暗いところを見学するのが楽しかった」、親御さんからは「照明が落ちているだけで、博物館の表情が違い大人も楽しめて良かったです。」、「…暗闇の中、ライトを照らすことでゆっくりと一つ一つ見ている我が子を見てこの企画はすばらしいと思いました。…」という声を寄せていただきました。ただ、広報のことや博物館周辺の道案内などいろいろと反省点もあるようです。魅力ある博物館になるよう工夫を積み重ねていきたいと思っています。

2012年8月16日木曜日

田んぼの稲穂

早生の稲はもう稲穂が育っていて、頭を傾げる様子が日々変わっていきます。朝の田んぼからはほんとに元気がもらえます。まだ直立の、穂が恥ずかしげな田んぼもありますが、稲穂の強烈な臭いがするようで、この時季は猛暑を肌で感じながら、少し田んぼウォークがいいのではと考えています。田んぼで農作業に励んでおられる方からはお叱りをうけるかもしれませんが、食べ物への感謝、大地への感謝に併せて、一年の内でこんなに強い太陽の光を浴びられることを、健康に引きつけて、それぞれ自分に合った形で活用したいものです。

2012年8月13日月曜日

れい感博物館、あと残すは2日間

れい感博物館は週末を中心にのべ10日間開催していますが、明日14日(水)と15日(木)の2日間を残すだけとなりました。午後8時まで、開館時間をいつもより3時間延長しています。照明を消した展示室を見て回る機会はほとんどないと思います。展示の工夫もしておりますので、是非ともお出かけ下さい。

2012年8月11日土曜日

ミュージアムコンサート

午後1時半より2時間、エントランスホールでコンサートを開催しました。ピアノ、バイオリン、ホルン、マリンバ、フルートなどの器楽演奏やソプラノ独唱と盛りだくさんの内容でした。ドビッシー、ホルスト、クライスラー、バッハ、サラサーテ、モンティなどの曲や抒情歌など親しみやすい、そしてわかりやすい曲を取り上げていただきました。例年このコンサートを楽しみに来館いただいている方もあり、今後も続けて行ければと思っております。もう少し、PRの方法や開催方法も工夫していきたいと考えています。出演いただいた青木先生をはじめ、同志社女子大学学芸学部音楽家のOG、現役の皆さん、熱演本当にありがとうございました。

2012年8月8日水曜日

安土の魅力

日中はまだまだ暑い日が続きますが、夜の暑さは一休みといったところでしょうか。ふと考えてみると、当博物館が立地しているこの安土地域は手をあまり加えない、素材の強さといったものがそこここにあるように思います。安土山、繖山、西の湖、観音正寺、桑実寺などなど一つ一つは力強く、魅力的ですが、まとまり、地域的魅力の広がり・つながりということになるともう一つなのではないでしょうか。博物館としても近江八幡市や地域の新たな動きに期待したいですし、また何が応援できるか考えていきたいです。

2012年8月6日月曜日

れい感博物館(8/3~5)

相変わらずの猛暑日です。8月初めの金土日に実施したれい感博物館は以下の通りでした。
                        9:00~17:00(通常)   17:00~20:00(れい感)     計
          3日(金)          135人                   46人                      181人
          4日(土)          234人                   22人                      256人
          5日(日)          333人                   33人                      366人
               計              702人                101人                      803人
 来て見ていただいた方の反応は概ねよいように思いますし、展示物もじっくりと見ていただいているようです。次回はお盆の時期になりますが、8月10日(金)から15日(水)の6日間続けて実施します。これが最後になりますので、 是非一度、夜の博物館を体験していただければ幸いです。

2012年8月4日土曜日

れい感博物館の見所


  17:00~20:00のれい感博物館では、常設展示室の中で工夫をしています。コウモリマークの付いている青い小さな説明ボードを見つけて下さい。スッポン、木偶(もくぐう)、人面土器、人形、踏み絵、卒塔婆(そとうば)など、暗闇から浮かび上がってくると少し冷やっと感じるものがありますので、探検するようなつもりで来館下さい。

2012年8月2日木曜日

ミュージアムキャラクターアワード2012

インターネットミュージアムのWEBサイト(http://www.museum.or.jp/museum-chara/)で博物館・美術館のイメージキャラクターの人気投票を実施してます。今年は当博物館の「まめのぶくん」も参加させていただきました。
投票実施期間は7月13日(金)10:00~8月27日(月)10:00です。全体で51のキャラクターが応募しています。「まめのぶくん」はかわいい、親しみやすいとご意見をいただいていますが、いまひとつ投票が伸びていません。みなさん投票で応援いただければ幸いです。

2012年8月1日水曜日

6月・7月の入館者数


前月は3,507人とこの20年間の下から数えて4番目の少なさでした。7月は4,086人で20年間の平均に近づきましたが、まだ下回っている状況です。開館時間の延長や博物館の連携やテーマ・クルーズ、夏休みの特別プログラムの実施など、いろいろと工夫していますので、御家族で是非ともお出かけ下さい。

2012年7月30日月曜日

7月下旬のれい感博物館

  れい感博物館を金土日と3日間実施しましたが、その結果は以下の通りでした。
                            9:00~17:00(通常)   17:00~20:00(れい感)      計
          27日(金)         124人                        26人                     150人
          28日(土)         183人                        23人                     206人
          29日(日)         278人                        27人                     305人
                   計          585人                        76人                     661人
れい感博物館にはご家族で来られる場合が多く、チラシや新聞・雑誌を見て来ていただいているようですが、まだまだ当方のPRが十分でないかもしれません。入館者の感想としては、「昼間と違ってゆっくり落ち着いて見られる」、「冷やっと感じるのがよい」など概ねよいように思います。この後、8月3日(金)~5日(土)の3日間、8月10日(金)~15日(水)の6日間もれい感博物館を実施します。ご来場をお待ちしています。

2012年7月27日金曜日

「地獄の情景」&「可愛いの考古学」

  入館時間を3時間延長して8時までご覧いただく「れい感博物館」では、是非とも見ていただきたい展示があります。ひとつは「地獄の情景」で、冥界では閻魔王をはじめとする十人の裁判官が死者の罪業を裁く十王思想など地獄をめぐる思想や信仰を第2常設展示場で見ていただけます。もう一つは「可愛いの考古学」で、現在はやりの日本独自のサブカルチャーとしての「カワイイ」をキーワードに、発掘調査で出土した小さくて可愛い遺物を第一常設展示室で見ていただけます。物心両面からのクールライフとなりますよう、ご来館をお待ちしています。

2012年7月26日木曜日

「れい感博物館」スタート

明日27日から「れい感博物館」がスタートします。照明を落とした展示室内に陳列された展示品を、懐中電灯の明かりで鑑賞するプログラムです。2カ所の常設展示室は照明を落としますが、第44回企画展「湖の船が結ぶ絆」は照明を落としません。開館時間を3時間延長して、午後8時まで見ていただけます。第1回目は7月27日(金)~29日(日)の3日間、第2回目は8月3日(金)~5日(日)の3日間、第3回目は8月10日(金)~15日(水)の6日間です。暑い夏の夕べの過ごし方の一つとして、試してみてはいかがですか?常設展示室の第1と第2で、普段とは少し違った、霊的な、ひやっとする感覚を味わっていただけるかもしれません。

2012年7月25日水曜日

沖島体験クルーズ「琵琶湖はおいしい面白い」

  本日7月25日は第1回沖島体験クルーズ「琵琶湖はおいしい面白い」を開催しました。概要を言いますと、9:00大津港集合、9:30出港、沖島探訪・沖島の幸昼食・地引体験、15:00沖島港出港、ヨシのコースター織り、16:30大津港帰着という予定を組んで、親子58名に参加いただきました。天候に恵まれ、漁師さんから捕れたばかりのナマズやスッポンなどをみせていただいたそうです。
<参加者の感想>  ・暑くて疲れた ・魚がたくさん捕れて楽しかった ・ブラックバスとブルーギルが多かった ・ヨシコースターは意外と簡単にきれいに作れてよかった  ・琵琶湖の魚でいろいろな料理があってびっくりした  (阿刀学芸員談)

2012年7月23日月曜日

2012/07/23 節電クールライフキャンペーン

本日23日から節電クールライフキャンペーンが始まります。キャンペーンチラシや滋賀プラスワンをお持ちいただければ、平日(8/13~15は除く)は入館料が無料となります。期間は8月31日までです。この機会に是非来館下さい。

2012年7月21日土曜日

2012/07/21  あの遺跡は今!part15

明日7月22日(日)は「あの遺跡は今!part15」埋蔵文化財整理調査成果中間報告会が安土城考古博物館で開催されます(9:00~17:00)。蛭子田遺跡、赤野井湾遺跡、森浜遺跡、六反田遺跡、膳所城遺跡の出土遺物の展示と調査報告です。平成17年度から毎年2回実施しており、出土品に直接触れていただいたり、オリジナルグッズの製作など、いろいろと楽しんでいただけます。是非ともご来館下さい。なお、開催中の企画展「湖の船が結ぶ絆 天智天皇、信長の大船 そしてうみのこ」にも是非ともお立ち寄り下さい。

2012年7月19日木曜日

安土観光ネットワーキング

  午後から安土観光関連団体ネットワーク会議に出席しました。観光客が相当減っていると、あらためて出席団体から報告がありました。本当に厳しい状況ですが、PR方法の工夫や今から仕込めるものについて情報交換しました。8月は5日てんびんまつり、18日に伝統文化のつどい(老蘇神社)、9月は15-16日に八幡堀まつり、22-23日に西の湖ヨシ灯り展などが開催されます。石馬寺、教林坊、観音正寺の繖(キヌガサ)三観音振興連絡会の7月4日発足について報告があり、繖(キヌガサ)山を中心とした観音信仰のパワースポットとしての発信が期待されます。

2012年7月16日月曜日

湖上フォーラム

琵琶湖一周湖上フォーラム「天智天皇、信長の大船 そしてうみのこ」に参加してきました。スタッフ含め180人ほどがビアンカに乗船し、折り返しの長浜へ向けて、午前10時に出港。船内は、3Fルームクラウドがフォーラム会場、4Fブリーズが体験メニュー会場(ヨシコースター、ヨシペン絵手紙、抹茶体験)、2Fレストラン・ラウンジ、1Fが客室でした。会場が動き、刻々と風景が変化していくなかで、嘉田知事や琵琶湖の船をテーマとした第44回企画展の講座を担当する専門家の方々から、琵琶湖そのものが持つ価値や水を媒介して生まれてきた絆、琵琶湖の船、そしてその行く末について語っていただきました。参加された方は、風景と語りにしばし日常を忘れ、満足していただいたのではないでしょうか。また、船内での体験メニューでは抹茶体験に人気があつまり、合計79人に参加いただきました。

2012年7月10日火曜日

日本博物館協会近畿支部

  日本博物館協会近畿支部の役員会を当博物館で開催しました。今年度から近畿支部長の役回りで、2年間務めることになります。支部活動としては、研修会、記念事業、総会&役員会、そして日本博物館協会との連絡調整とういうことになります。各府県毎に抱える課題は多様です。来年から日本博物館協会が公益財団化されますので、旧態依然とした活動のままではやっていけなくなりますし、状況の変化に適確に対応していかないといけません。

2012年7月3日火曜日

第44回企画展「湖の船が結ぶ絆-天智天皇、信長の大船、そして うみのこ」開催間近

    第44回企画展「湖の船が結ぶ絆-天智天皇、信長の大船、そして うみのこ」を7月14日(土)~9月2日(日)の期間で開催します。天智天皇の大船、信長の大船の模型は初公開ですし、塩津港遺跡の発掘成果の一部を見ることが出来ます。時代、時代の船が結ぶ絆、変遷を見ていただき、これから将来にわたり、船は何を運ぶのか、考えるヒントとなれば幸いです。

2012年6月27日水曜日

県博物館協議会の総会

  平成24年度滋賀県博物館協議会の総会が東近江市(旧愛東町)にある平和記念館で午後2時から開催されました。総会の議事、表彰、講演とプログラムは粛々と進行しましたが、県内の博物館・美術館のガイドブックを作成する決議したこと、そして当博物館アテンダント(監視員)の森田さんが勤続10年で表彰されたことは大変嬉しく思った次第です。

2012年5月29日火曜日

安土饗応膳

    天正十年5月、織田信長は徳川家康を安土城に招き、武田氏討伐の労をねぎらいました。その時のもてなしの料理が安土饗応膳です。山海の珍味を盛り込んだ140種類あまりのメニュー、饗応役を務めた明智光秀は家臣団の面前で叱責され、このことが本能寺の変の引き金になったとも言われれています。6月19日午前9時~午後5時、一部を復元した料理を当博物館で展示します。同日午後1時15分から休暇村近江八幡で、安土饗応膳の試食会が開催されます。有料、定員あり・予約制ですので、休暇村近江八幡にお問い合わせ下さい。

2012年3月31日土曜日

館長交代!

   昨年4月に館長に就任しました私(門脇宏)ですが、今回、後任者(鈴木五一)と交代することとなりました。いろいろなチャレンジを積み重ね、いよいよ勝負の2年目という段階で、博物館を去らなければならなくなり、とても残念です。
   後は、新しい執行体制のもと、後任者に引き継ぐこととなりますが、どうか今まで以上に、博物館をお引き立ていただければと思います。
   県内外の皆さんから愛され、親しまれる博物館に、また「学び」を希求する皆さんから頼りにされる博物館に、進化し続けることを念願する次第です。
   1年間という短い期間ではありましたが、大変お世話になりました。ありがとうございました。
   今後は、一ファンとして、関わってまいりたいと考えています。

平成23年度の入館者数は・・・

   本日をもちまして、平成23年度が終了いたしました。
   最終的な入館者数は、約62,000人となり、ここ15年間では最も多い数字となりました。ご来館・ご利用いただきました皆さんに、心から感謝申し上げます。
   今(閉館後)、第2常設展示室では、学芸員が展示替え作業を行っています。皆さんが、新しい発見に出会われるよう、地道な準備を進めているのです。お楽しみになさってください。
   明日からは、新しい年度が始まります。新しい体制、新しい気持ちでまた頑張ります。

2012年3月29日木曜日

4月の催し物は・・・

4月の主な催しを紹介しますと・・・

○8日(日)13:30~ テーマ展講座「琵琶湖の水城」(講師:当館副館長 大沼芳幸)
○15日(日) 体験学習「まめのぶくん塗り絵大会」
○21日(土)13:30~ 入門講座「信長文書を読む1」(講師:当館学芸員 高木叙子)
○22日(日)13:30~ 博物館講座「古墳と舟運」(講師:滋賀県文化財保護協会 細川修平)
○28日(土) 春のお茶会
○29日(日)13:30~ 春季特別展記念講演会「古代近江とヲホド王を語る」(講師:同志社大学名誉教授 森 浩一氏)
○30日(振) 文化財探訪「春の繖山探訪」

※ いずれも参加料(実費)が必要です。
       詳しくは、博物館(℡ 0748-46-2424)までお問い合わせください。

やっと賑わいが・・・

   春休みに入り、天候も春めいてきたこともあって、やっと入館者が増えてきました。特に、お子さんの姿が増え、博物館に活気が戻ってきたように感じます。
   今も館長室から外を眺めてみますと、芝生広場にはお子さん連れの方が、そして、公園内の通路にはサイクリングされている方の姿が見られます。
   さて、遅くなりましたが、「2012催し物案内」の配布も開始しました。さっそく、館長ブログに好意的なコメントをいただき、企画者として大変嬉しく思っています。
   今日は快晴です。皆さん、博物館にお越し下さい!

2012年3月24日土曜日

安土駅から徒歩で25分!

   JR安土駅から安土城考古博物館までの距離は約2.2㎞です。利用者の皆さんには、徒歩で25分、レンタサイクルで9分と、ご案内しています。
   平日のみ、安土駅南広場から1日4回のバスが出ており、14分で博物館隣の文芸の郷前に着きます。しかし、残念ながら、土日は運行していないんです。
   この約2.2㎞という距離ですが、のんびり散策(サイクリング)すると考えれば、丁度良い距離でもあります。特に、これからの季節は、周囲の美しい景色を愛(め)でながらの散策(サイクリング)もいいのではないでしょうか?
   桜の季節が待ち遠しい今日この頃です。

うつけ茶屋ADUTI

   昨年9月~11月にかけて実施しました「うつけ茶屋ADUTI」が大変好評でしたので、春休み特別企画として、本日と明日の2日間(12:00~14:00)、再び開店することとしました。
   反時計回りに石臼を回す体験は初めての方が多く、「結構重い」との感想をもらす人が多いです。いい香りがエントランスに立ちこめています。
   明日も開店していますので、是非、お越し下さい!

今年度最後の博物館講座

   今年度最後の博物館講座「相谷熊原土偶の源流を探る」が、本日、開催されています。今回が、37回目の講座となります。例年、15回程度ですので、倍以上開催したことになります。
   次年度は、さらに回数を増やし、70回程度の開催を予定しています。特に、連続講座(シリーズ化)は、人気がありますね。
   以前にも書きましたが、「学び」に対するニーズの高さを実感しており、こうしたニーズへの対応にも力を入れていきたいと思います。

語り部ガイド250人

   本日から、長浜市内を会場に、歴史イベント&市民博「戦国大河ふるさと博」が開幕しました。12月2日までのロング博になります。
   この博覧会の特徴のひとつが、「語り部ガイド250人」という市民の力ではないでしょうか。
   昨年の「江・浅井三姉妹博覧会」の成功を一過性のものに終わらせずに、持続可能な地域づくり・人づくりにつなげていこうという試みであり、大変興味深いものがあります。全国的なモデルケースとして大いに期待されるところであり、是非、成功してほしいものです。
   安土エリアも負けておられません!

みんなで選ぼう 琵琶湖のおいしい!

   今、エントランスホールにおいて、「みんなで選ぼう 琵琶湖のおいしい」の結果を、写真付きで展示しています。
   基本的には、当館の副館長が撮影した写真ですが、なかなか美味しそうな雰囲気が出ていると思います。
   こんなにも豊富な食事メニューがあるのかと、今更ながら感心させられます。
   なかでも、「ウナギ」を使った料理に投票された方が多かったのには、少々驚かされました。

2012年度催し物案内

   大変遅くなりましたが、 「2012年度催し物案内」がようやくできあがりました。順次、関係先に送付していきますが、まずは、当館にお越しいただいた皆様に入手いただけるように、館内に配置いたしました。
   加えて、本日、安土城考古博物館のホームページ(トップページ)にPDFファイルを掲載しましたので、ご覧ください!
   内容がかなりボリュームアップしましたので、A4版スタイル(8ページ)に変更しました。「催し物カレンダー」をつくり、情報を一覧できる工夫もしましたので、是非ご活用ください。

2012年3月22日木曜日

春休みは安土城考古博物館へ!!

   本日、春休み特別企画を発表しました。詳細は、当館のホームページ(トップページ)をご覧いただきたいと思いますが、概略は、次のとおりです。

(1)「うつけ茶屋ADUTI」
参加者に茶臼で碾茶(てんちゃ:抹茶用に栽培・加工した茶葉)を挽いて抹茶にしてもらい、自分で点てて召し上がっていただきます。
◎開催日:平成24年3月24日(土)・25日(日)2日間
◎開催時間:12:00~14:00
◎参加費:300円(お菓子代等)
◎参加人数:各日20名(先着順)
(2)「土偶」をつくろう!!
企画展で現在公開中の、相谷熊原遺跡から出土した「土偶」を、粘土(消しゴム粘土)で作ってみよう。
◎開催日時:平成24年 ①3月24日(土)15:00~ ②3月25日(日)14:30~③3月28日(水)14:30~
◎料金:200円
◎参加人数:各回30名(先着順)
(3)「みんなで選ぶ琵琶湖の美味しい 集計結果について」
去る2月15日~2月19日までの間、草津市イオンモール草津において、「みんなで選ぶ琵琶湖の美味しい」を開催しましたので、その結果を報告します。
◎集計結果:参加総人数 2,894人
◎総合ベスト10位
1位 ビワマスのにぎり寿司 766
2位 ウナギのじゅんじゅん御飯 647
3位 鰻丼 638
4位 櫃まぶし 612
5位 スジエビのエビ豆 542
6位 アユの串焼き 501
7位 フナズシ 410
8位 ナマズのお造り 407
9位 モロコの串焼き 337
10位 鯉の立盛(造り) 314

2012年3月18日日曜日

レンタサイクルの利用者が増える!

   JR安土駅から安土城考古博物館までは、約2㎞あります。徒歩で約20分、レンタサイクルだと約9分で当館に着きます。
   暖かくなってくると、雨の降らない日には、レンタサイクルの利用者が増えますが、今日も朝から、館の入り口前にレンタサイクルが10台以上駐輪しています。
   この約2㎞という距離は、徒歩でも自転車でも、丁度いい感じの距離だと思います。これからの季節、サイクリングやウォーキングを楽しまれる人が増えてきますが、そうした人を呼び込めるような工夫も考えたいですね。

2012年3月17日土曜日

春休み特別企画!

   春休みは安土城考古博物館へ!!・・・間もなく、詳しい情報を発表しますが、先立って速報します。
   以下の3つのプログラムです。

①うつけ茶屋ADUTI
参加者に茶臼でてん茶を挽いて抹茶にしてもらい、自分で点てて召し上がっていただきます。
②「土偶」をつくろう!
相谷熊原遺跡から出土した「土偶」を粘土(消しゴム粘土)で作ります。
③琵琶湖の魚料理人気ランキング発表
去る2月15日~19日まで、「イオンモール草津」で開催した「みんなで選ぶ琵琶湖の美味しい」の結果発表を行います。

県の転入超過続く!

   これは、3月15日付け中日新聞の記事(「しがぎん経済文化センター・フラッシュ」)のタイトルです。総務省統計局から「住民基本台帳人口移動報告・平成23年結果」が発表され、滋賀県の状況を一言で表現したものです。
   記事によりますと、滋賀県は毎年、転入超過が続いています。大型ショッピングセンターやスーパーの立地、教育環境の充実など、消費活動を行うのに適した環境であることが、転入超過が続いている一因であろう、と分析しています。
   一方で、労働力の中核をな生産年齢人口の中で、特に20~34歳の若い年代の転出も多いことが指摘されています。その上で、こうした世代の定着化により、地域経済が活性化することを期待すると結んでいます。
   やはり、活力ある県を創造するためには、若い世代が生き生きと暮らし、仕事のできる環境づくりが大切ですね。

最古級の石切場跡

   滋賀県文化財保護協会が発掘調査を進めてきました湖南市正福寺の「岩瀬谷古墳群」で、中世の石切場を確認した、との発表がありました。鎌倉時代から室町時代前期につくられた最古級の「石切場」とみられる跡が見つかったということです。
   このニュースはかなり注目されたようで、主要6紙が全部取り上げていました。その中で、石切場跡をまちづくりに活かしたいという、地元の声を紹介していた中日新聞の記事が特に印象に残りました。文化財を私たちの今や未来の暮らしとどう関連づけるかという視点は、とても大切だと思います。

2012年3月14日水曜日

本日の1枚!

   かなり春めいてきました。博物館周辺には梅の木がありますが、今年は開花が遅れています。 
   2月以降、週末の土日になると、雨や雪が降って、外出しにくい天気が続いています。今週末もあまり良くないようですね。
   でも、なんとなく、ウキウキする感じになってきたように思います。24日からは、春休みが始まりますが、当館でも、春休み特別企画を検討中です。まもなく、皆様にお知らせします。
   どうぞ、ご期待ください!

2012年3月11日日曜日

評価指標

   博物館運営の評価指標には、いつかのものが考えられます。最も代表的な指標が「入館者数」ですが、これだけを重視しすぎると、誤った方向にいってしまいます。とは言っても、お客さんが入ってなんぼの世界であることは事実ですので、常に意識しているところです。
   平成24年2月末現在の今年度の入館者数は、58,728人で、ここ10年間では最も多い状況です。しかし、例年、冬場の集客が難しいとはいうものの、昨年12月以降は、かなり厳しい状況が続いています。
   この58,728人の内訳を、少し詳しく見てみると、
      ①個人:94.4%、団体:5.6%
      ②大人:69.1%、高大生:2.8%、小中生:14.1%、高齢者等:14.1%

   まず、①について、団体というのは観光客が中心ですので、この数字の低さに課題の一つがあると考えています。数年前のデータを見ると、団体の比率は10%を超えていました。今後、旅行エージェント等への働きかけを強化したいと思います。
   次に、②について、この比率はここ数年、ほとんど変わりありません。課題認識としては、高大生および小中生の利用がもっと増えるようにしたいと思います。
  

平成24年度の催し物!

   平成23年度事業も、催し物としてはあと講座を2つ残すのみとなりました。そろそろ(既に遅い?)、平成24年度の催しをご案内すべきところですが、正式には3月28日の理事会で承認された後に、公表することとなります。
   というわけで、まだ事業計画案という前提ですが、概略を申し上げますと、

☆展覧会:特別展(春季と秋季の2本)と企画展(3本)の計5本+テーマ展(16本)
☆講座:特別展・企画展関係(25程度)、テーマ展関係(11)、連続講座(15)、入門講座(11)
☆文化財探訪:琵琶湖クルーズ(7)、現地探訪(2)
☆体験学習:忍者体験・ヨシ笛つくり・ミュージアム歌会など(10)
☆その他の催し:お茶会・写生大会・ミュージアムコンサート・クリスマス映画会など(8)

2012年3月10日土曜日

JRふれあいハイキング

   明日(11日)、JRふれあいハイキング「『天下布武』信長の夢の跡・安土城跡を歩く」が行われます。コースは、安土駅(集合)→安土城天主信長の館→安土城考古博物館→文芸の郷(昼食)→安土城跡→セミナリヨ跡→安土城郭資料館→安土駅(解散)の、約8㎞です。
   安土町観光ボランティアガイド協会さんに、大変お世話になっています。
   天気予報では、明日は気温は少し寒いものの、まずまずの天気のようです。たくさんの方々に参加いただくことを期待しています。

近鉄文化サロンの講座に出前します!

   この4月から、「近鉄文化サロン 阿倍野」の講座に、安土城考古博物館の学芸員が講師として出かけます。テーマは、「織田信長 天下布武の足跡を近江にたどる」です。
   今、決まっている講座の開催日時、個別テーマ、講師等は、次のとおりです。会場・申込先は、いずれも「近鉄文化サロン 阿倍野(大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階 電話(06)6625-1771)です。

☆ 4月15日(日)13:30~15:00 「信長の大船と安土城-天下布武そして統治へ-」 当館副館長 大沼芳幸
☆ 5月20日(日)13:30~15:00 「文書から見た信長とその戦略」 当館学芸員 高木叙子
☆ 6月17日(日)13:30~15:00 「戦国武将が縋(すが)った神仏」 当館学芸員 山下 立

※ いずれも、受講料 会員:1,050円 一般:1,575円

左義長まつり

   3月17日(土)・18日(日)の2日間、国選択無形民俗文化財の「近江八幡 左義長まつり」が行われます。左義長まつりは、全国的には正月15日前後に、正月の松飾りや注連縄(しめなわ)を集めて焼く火祭りの行事として行われています。近江八幡の左義長まつりも、以前はその時期に執り行われていたものが、昭和40年代からは3月14日・15日に近い土日曜日に開催されるようになった、とパンフレットに書かれています。
   元来、近江八幡の左義長は、安土城下で行われていたもので、城主であった織田信長らも踊り出たと伝えられています。「湖国に春を呼ぶ奇祭」という紹介をよくされますが、3月6日付けの朝日新聞「週刊まちぶら」の中で、この左義長まつりのことがほぼ一面使って紹介されています。
   こうした記事を見ますと、「いよいよ春だなあ!」という気持ちになりますね。

2012年3月7日水曜日

発掘された地震の痕跡

   戦後最大の被害をもたらした東日本大震災の発生から、3月11日で1年を迎えます。ここのところ、テレビでは、東日本大震災関連の番組が特集されています。何故、こんなにも復興が遅れているのか、というやるせない思いを多くの人々が抱いていることでしょう。
   さて、3月6日付けの中日新聞に「震災から学ぶ」という記事が掲載されています。タイトルは、「遺跡が示す湖岸の危険」というもので、かつて地震のたびに琵琶湖岸を何度も大規模な地滑りが襲い、家々が水没していたことに触れています。
   安土城考古博物館では、3月11日から、第1常設展示室の一角をつかって、テーマ展「発掘された地震の痕跡」を開催します。過去の歴史から、現代の私たちが何を学び、将来の危険にどう備えるかのヒントをつかんでいただければ幸いです。

「見せる」を超えた「魅せる」展示

   この言葉は、2月28日付け京都新聞滋賀版「かいつぶり」の中で、日山正紀記者が使ったフレーズです。彦根城博物館が今年の2月に開館25周年を迎えたことを機に、関連記事を書いたものです。
   内容は、彦根城博物館で最もにぎわったのは、皮肉にも「ひこにゃん」のお目見えシーンであったとしたうえで、企画展の切り口や動態的な陳列など、「見せる」を超えた「魅せる」展示で、人気ゆるキャラの後塵を拝しない存在感を発揮してほしい、と辛口のエールをおくっています。
   今年の11月に、開館20周年を迎える安土城考古博物館としても、非常に参考になる指摘です。利用者のニーズおよび非利用者の意向の把握に努めて、人々の関心を呼び起こせるような切り口や魅力的なテーマ設定を工夫してみたいと思います。

琵琶湖は価値の集合体

   琵琶湖の価値を再発見し、県のブランド力を高めようと、県内の文化人らでつくる「琵琶湖の世界的価値を考える会」が、このたび報告書をまとめました。この会には、当館の大沼副館長も参画しています。
   委員の一人である内藤正明・県琵琶湖環境科学研究センター長は、琵琶湖を「多様な価値の集合体」と表わし、人と琵琶湖が長い時間をかけて築いてきた暮らしは、世界のモデルとして示せるのではないか、と提言されています。
   安土城考古博物館の展覧会入館者や講座参加者の中には、琵琶湖の歴史・文化に関心を持っておられる方がたくさんおられます。こうしたニーズを踏まえ、来年度の事業メニューの中に、琵琶湖関連のテーマや手法(「琵琶湖クルーズ」)を随時盛り込んでいきたいと考えています。

長浜・戦国大河ふるさと博

   長浜市を中心に昨年開かれた「江・浅井三姉妹博覧会」(昨年1月15~12月4日)に続き、同市や地元団体、市民グループが連携して開く「長浜・戦国大河ふるさと博」が24日から始まります。12月2日までの8カ月の開催で、50万人の入場者を目標にしている、と報道されていました。安土エリアへの相乗効果も期待できるので、是非頑張っていただきたいと思います。もちろん、安土は安土で一所懸命に知恵を出し、話題づくりに努めますが・・・。
   相乗効果と言えば、「戦国」をテーマに、もっとインパクトと広がりのある観光展開ができないものでしょうか?現状では、観光客の視点・立場からみて、なんとももったいない気がしますね。官民ともに知恵を出し合いましょう!

2012年3月4日日曜日

県民所得 滋賀4位

   内閣府が2月29日に発表した2009年度の1人当たり県民所得は、滋賀(295万5千円)は前年度より1つ順位を上げて4位でした。トップは東京(390万7千円)、2位が神奈川(308万6千円)、3位が愛知(297万円)という順になっています。なお、お隣の京都は281万5千円で10位でした。
   新聞各社が、沖縄県(204万5千円)が最下位を脱したことを取り上げていました。ちなみに、今回の最下位は高知(201万7千円)でした。
   リーマンショック後の景気低迷で、地域間の所得格差は、やや縮小してきているようですね。

【参考】
5位 静岡県 
6   千葉県 
7   大阪府 
8   埼玉県 
9   栃木県 

映画「八日目の蝉」

   既にご存じだと思いますが、映画「八日目の蝉」が日本アカデミー賞の10部門(10冠)を受賞しました。映画好きの私ですが、残念ながら映画館で観る機会を逃したため、昨日、DVDを借りてきて、鑑賞しました。
   久しぶりに、心が揺さぶられる邦画に出会えました。演技、音楽、映像、どれをとっても本当に素晴らしい映画でした。
   主演女優賞を獲得した井上真央さんの演技はもちろん賞賛すべきものでしたが、私は助演女優賞を獲得した永作博美さんの演技(特に表情)に感動しました。本当は、ダブル主演なのでしょう。事実、他の賞では永作博美さんが主演女優賞を獲得していますし・・・。
   本来はとてもとても重たいテーマなのですが、鑑賞後に何故か、しっとり感が残りました。

ルシオールのミーティング


   昨日(3月3日)、「ルシオール・アート・キッズ・フェスティバル」の事前ミーティング出席のため、守山市民ホールと立命館守山中学校・高等学校に行ってきました。

   出展団体への説明と現地案内が主な用件でしたが、詰めの甘い点を事前に把握できたことは良かったのですが、反面、一抹の不安も感じたところです。スタッフにこうしたイベントの経験者が多いので、ある程度の見通しはできているものの、今回は、参加者の規模が読みにくい状況です(1万人規模か?)。

   イベント内容を楽しいものにしていくことはもちろん大切ですが、同時に、「安全」面に最大の力点を置いて、リスク管理に努めたいと思います。

2012年2月29日水曜日

しがこども体験学校

   本日、しがこども体験学校の研修会に行ってきました。参加者は約20人で、思ったより少なかったです。
   冊子『しがこども体験学校』には、夏休みを中心に「ふれあい」、「くらし・創作」、「自然」、「里山・田んぼ」、「文化芸術・歴史」の5つのテーマに分けた、さまざまな体験プログラムが紹介されています。毎年、7月1日以降に県内の全小学校に配布され、学校から各家庭にまで届けられることから、非常に有効な周知手段となっています。
   安土城考古博物館も体験プログラムをいくつか掲載していますが、この冊子を見られた保護者の方からは、すぐに反応があります。本日の研修会では、冊子の有効性を評価する意見がたくさん出されていました。問題点としては、学校によって配布していないところがあるとか、配布時期が遅れるところも結構あるとか、レイアウトが見づらい、といった意見がありました。
   個人的には、予算を増やして、もっと多くの情報を掲載してほしいなあと思います。

待ち遠しかった3月

   今年の冬は、とても寒かったですね。安土エリアは、何度も積雪がありました。例年、2月は集客に苦労するのですが、今年は特に厳しかったです。
   明日からは、待ち遠しかった3月です。天気予報では、3月はかなり暖かくなるようです。団体の予約もボチボチ入りつつあります。
   当館では、毎月初旬に、常会(作戦会議)を開いていますが、この場でいろいろなアイデアを出し合って、できることは即実践しています。3月は2日に開催しますが、当面、春休みの集客や話題づくりなどについて検討を進める予定です。

2012年2月28日火曜日

ルシオール・アート・キッズ・フェスティバル

   「子ども」と「アート」をテーマに、守山市で「ラ・フォル・ジュルネびわ湖2012」プレイベントが開催されます。滋賀次世代文化芸術センターが企画運営協力をしており、私もこのイベントの実行委員の一人として、関わっています。
   以下に、内容等を簡単に紹介しますと、

【開催日】
平成24年4月8日
【会 場】
守山市民ホール、立命館守山中学校・高等学校、まちなか会場
【内 容】
●メイン会場(守山市民ホール)
大阪フィルハーモニー交響楽団のコンサートやロビーコンサートなど。
●キッズゾーン(立命館守山中学校・高等学校)】
県内外の美術館・博物館、芸術家、企業、大学、NPO等によるアート体験コーナー、マジックショー、ミニコンサートなど。軽食や物産の販売などもあります。
●まちなかゾーン(守山幼稚園・小学校、東門院など)
JR守山駅前から会場までの市内各所での音楽やアートイベントなど。

お問い合わせ
●守山市教育委員会事務局生涯学習課    TEL:077-582-1142
●守山市民ホール(チケット情報)         TEL:077-583-2532
●守山市都市経済部商工観光課(まちなか情報)TEL:077-582-1131

ミュージアムポイント「みよか」の発行実績は?

   リピーター確保対策の一環として今年度から始めました、ミュージアムポイント「みよか」ですが、2月22日現在の発行枚数が330枚となっています。有料で入館いただくか、講演会・講座を受講していただいた場合に、スタンプを1個押し(100円換算)、次回のご利用から、グッズ・図録の購入に充当していただける仕組みです。
   この「みよか」の使用実績については、日々把握しているところですが、徐々に増えつつあります。すべての箇所にスタンプを押したカードが最近使われ、嬉しい気持ちになりました。おそらく、講座を頻繁に受講していただいている方だと思います。
   さらに多くの皆さんに活用していただけるよう、努力していくつもりです。

「清盛の時代と近江」関連連続講座の結果

   今年1月から2月にかけて、新たに取り組みました「清盛の時代と近江」関連連続講座(6回)には、合計473人(約80人/1回)もの方々に受講いただきました。6回すべて受講いただいた方も6人おられました。講師は、当館の学芸員と滋賀県文化財保護協会職員が担当しました。
   アンケートの回答をみると、評価いただくものが多かったですが、中には、辛口のご意見も頂戴しました。今後の改善に結び付けたいと思います。
   なお、県政モニターさん(284人)のご協力をいただいて今年1月に実施しました「県立安土城考古博物館の利用についてのアンケート」の結果がほぼまとまりました。近々、滋賀県のホームページにおいて公表される予定です。

コミュニケーション研究!

   本日は、文部科学省の「コミュニケーション教育研究事業」の現場視察のため、小学校に行ってきました。
   子供達のコミュニケーション能力向上のための実践研究で、今回は、音楽とダンスを活用した授業でした。4年生が対象で、男の子が8人、女の子が17人という構成だったのには、少々ビックリしましたが・・・。
   プロの音楽家(マリンバ奏者)とダンサーによる授業は、「さすが!」と唸らせる内容のものでした。子供達も、本当に楽しそうでした。
   本日から3日間、9コマの授業で、最終日には成果発表も予定されています。どのような成長が見られるのか、期待大ですね。



2012年2月26日日曜日

びわ湖の貝塚を訪ねて!

   既に安土城考古博物館のホームページ(トップページ)でご案内していますとおり、第43回企画展関連の現地探訪「びわ湖の貝塚を訪ねて」を、3月11日(日)13:00~15:30(受付12:30~)、開催します。
集合は、石山寺山門(東大門)前、です。主な見学地は、粟津湖底遺跡・蛍谷貝塚・石山貝塚などで、チャーター船で移動します。
   参加費は、700円(保険代・乗船代・資料代)で、定員は50人(事前予約制)です。
   お申込みは、℡ 0748-46-2424(安土城考古博物館)まで、お願いします。ちなみに、現時点(2月26日現在)における参加申し込みは10人です。
   ご参加をお待ちしています。

発掘の瞬間!

   先日、ある方から、文化財発掘現場の映像を博物館で上映してはどうかとの提案をいただきました。その話を博物館内でしたところ、写真はたくさんあるけれども、映像はほとんどないとのことでした。ただ、数少ない映像として、大津市所在の宇佐山古墳群(13号墳)から人骨が出土した時の映像が、You tubeにアップロードされていますので、紹介します。3分50秒の映像で、石棺の蓋が開いた瞬間を映し出しています。http://www.youtube.com/watch?v=HELumpuL2XM
   一度、ご覧になってみてください!

2012年2月23日木曜日

観光大使取材会②

   昨日、観光大使の方にお礼のメールを送っていたところ、本日、複数の方から心のこもったお返事をいただきました。そこには、さらなるアドバイスも書かれていました。
   違った立場・視点から、ご意見やアドバイスをいただくと、ハッと気づかされることが多いですね。もちろん、中には、反論したくなるものもありますが・・・。
   3月2日には、今年度第二回目の運営懇話会が予定されています。委員の皆さんには、あえて辛口のご意見を頂戴したいと申し上げています。どんなご意見が出されるのか、楽しみでもあり、また少々緊張する気持ちでもあります。

2012年2月22日水曜日

観光大使取材会

   一昨日・昨日の2日間、近江八幡市観光物産協会と安土町観光協会の共催による観光大使取材会が行われました。旅行ペンクラブ会員などの観光の専門家(8名)に安土エリアの観光地を取材していただき、アドバイスをいただくという取り組みです。最後に行われた意見交換会では、安土の湧水の魅力に感動したとの感想が多く出されたことが印象的でした。
   安土城考古博物館も取材していただきましたが、以前のイメージと違って、「また来たい」、「他の人に薦めたい」と思ったとの感想をいただき、大変嬉しく思いました。また、私たちが気がつかない点をいくつもご指摘いただき、大変参考になりました。できることから一歩一歩取り組んでまいります。
   今回の人脈を今後の事業展開に活かしていければと考えます。

2012年2月18日土曜日

明日は「晴天」→博物館へGO!

   明日は、皆さんお待ちかねの「あの遺跡は今 Part14」です。その準備が着々と進んでいます。
   天気予報によると、明日は久しぶりに「晴天」になるようです。
   参加無料の楽しいイベントがたくさん、そして、「家族ふれあいサンデー」で県内在住の家族・親子連れの方は博物館の入館料も無料です。
   この機会をお見逃し無く!



雪の中の博物館講座!

   本日は、朝方から降り出した雪で、安土城考古博物館周辺も白くなっています。
   さすがに、城郭博物館連携講座第二弾への参加者が少ないのではないかと心配していましたが、74名もの方が参加していただき、熱心に聴講いただいています。本当にありがとうございます。
   お城ファンが多いことを再確認したところです。

2012年2月17日金曜日

行ってきました!

   イオンモール草津で開催している「琵琶湖はおいしい 面白い」に本日の午後、行ってきました。


   15日から始まりましたが、既に1000人近くの来場者がありました。18日(土)・19日(日)は、さらに多くの来場が見込まれます。学芸員も出て、解説をさせていただきますので、どうぞお越しください。

2012年2月16日木曜日

琵琶湖はおいしい 面白い

   安土城考古博物館と琵琶湖博物館の連携イベント「琵琶湖はおいしい 面白い」が、昨日(15日)からイオンモール草津店で始まっています。昨日だけで、約500人の参加がありました。
   普段、博物館で行っているアンケート調査の結果をみると、大津地域の人々の当館に対する認知度は低く、当館に来たことがない人がかなりおられます。というわけで、今回のイベント開催のねらいは、当館の存在をまずは知ってもらうことにあります。会場では、特典付き(オリジナルグッズプレゼント付き)チラシも配布していますので、是非お越しください。
   このチラシを持参のうえ、今度は、当館を訪れていただきたいを思います。お待ちしています。

今週末は、てんこ盛り!

   安土城考古博物館では、今週末の18日(土)と19日(日)は、イベントがてんこ盛りです。
   18日は、第2回城郭博物館連携講座があります。先月、長浜で開催された第1回講座には178人もの参加者があり、大変な人気でした。今回は、定員140人で、当日先着順となっています。お早めにお越しください。
   19日は、「あの遺跡は今 Part14」があります。博物館と調査整理室では、子どもも大人も楽しめる体験プログラムなどをたくさん用意しています。2階セミナールームでは、特別報告「発掘調査からみる湖国の地震と人々の暮らし」などの発表が行われます。「博物館まるごとクイズラリー」の全問正解者には、素敵なグッズ等をプレゼントします。当日は、「家族ふれあいサンデー」で、県内在住の家族・親子連れの方は入館料が無料です。イベント参加の後は、是非、展示を観て帰ってください!

2012年2月12日日曜日

世界の敬意と共感を勝ち取る!

   昨日(11日)、文化・経済フォーラム滋賀の第2回総会に出席してきました。このフォーラムは、私が県民文化課在籍中にその立ち上げに関わったこともあって、現在も個人会員として参加しています。
年々、会員も着実に増加していますし、取り組みも充実させていただいています。現役員の皆様のご尽力に対しまして、深く敬意を表したいと思います。文化界と経済界の人々による、このような連携の仕組みは全国的にも珍しいものです。
   総会終了後、大原美術館理事長の大原謙一郎氏の記念講演がありました。大原理事長のお話はこれまでも何回か聴かせていただいていますが、今回もまた非常にためになるダイナミックなお話でした。その要点は、「文化の力(=クリエイティビティ)」によって、世界の敬意と共感を勝ち取るということでした。

古代へGO!

   昨日(11日)、滋賀県文化財保護協会主催の「体験タイムトラベル 古代へGO!」(11日・12日)に行ってきました。
   会場となっているイオンモール草津には、日々(特に土日・祝日)万単位のお客様があり、今回のイベントは協会の存在や取り組みを知っていただく絶好の機会になると思います。来場者の皆さんに熱くお声かけをし、丁寧に解説している職員の姿に接することができました。


   同じ会場で、15日(水)から(19日(日)まで)は、安土城考古博物館と琵琶湖博物館の連携事業 「琵琶湖はおいしい 面白い」が始まります。
   ご期待ください。

2012年2月11日土曜日

時間の流れを実感!

   本日から始まりました第43回企画展では、縄文時代の悠久の時間の流れを実感していただくために、会場(館)内に物差し(1年を1㎜とした)を掲示しています。
   その様子を、下の写真で紹介します。

玄関前の表示                        ロビーでの表示

                   展示室前の表示


下の2枚の写真は、いずれも展示室内での表示です!   

2012年2月10日金曜日

「物差し」を持って!

   第43回企画展・3.11東日本大震災復興祈念『人』『自然』『祈り』! 共生の原点を探る-縄文人が語るもの-が、いよいよ明日から始まります。
   この展覧会では、一つ新しい試みをしてみました。一万数千年間続いた縄文時代の時間の長さを、1年を1㎜として現し、来館者には「物差し」を持ってご観覧いただきたいと思います。
   下の写真は、お渡しする「物差し」です。


  

2012年2月8日水曜日

縄文のヴィーナス

   第43回企画展「『人』・『自然』・『祈り』 共生の原点を探る~縄文人が語るもの~」が、いよいよ11日(土)から始まります。
   主な展示資料の中には、相谷熊原遺跡から出土した「土偶」も含まれています。発掘された当時、考古学の世界でビッグニュースとなったものです。この土偶は、日本各地で行われている発掘調査のうち、最新の成果を紹介する「発掘された日本列島2011」にも出陳されており、今は(2月14日まで)、高知県立歴史民俗資料館で展示されています。

   そこでの紹介文が、これです。

日本最古級の「ヴィーナス」
   見どころのひとつが、女性の土偶です。2010年5月、滋賀・相谷熊原遺跡(縄文時代)の竪穴建物から出土して、大きく報道されました。国内で最も古いものの一つとなる約1万3000年前の土偶です。高さ3.2センチ、幅2.7センチと小ぶりながら、女性の豊かな胸や腰のくびれが写実的に表現されています。縄文人がどのような目的で土偶をつくり、使用したのか。想像力をかき立てられます。

   発掘当時「縄文のヴィーナス」とも称された(嘉田知事は「愛知川ヴィーナス」と命名?)、この土偶の里帰りが間もなく実現します。是非、ご覧になりにご来館ください!